塙町議会 > 2021-03-12 >
03月12日-03号

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  1. 塙町議会 2021-03-12
    03月12日-03号


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    最終取得日: 2023-05-05
    令和 3年  3月 定例会(第2回)          令和3年第2回塙町議会定例会会議録議事日程(第3号)                    令和3年3月12日(金)午前11時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(13名)     1番  金澤太郎君      2番  菊地哲也君     3番  鈴木元久君      4番  吉村守広君     5番  七宮広樹君      6番  下重義人君     7番  吉田広明君      8番  青砥與藏君     9番  吉田克則君     10番  鈴木 茂君    11番  藤田一男君     12番  鈴木孝則君    13番  割貝寿一君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長        宮田秀利君     副町長       佐藤要一君  教育長       秦 公男君     総務課長      白石憲男君  町民課長      生田目敏夫君    健康福祉課長    藤成寛味君  農林推進課長    江田一寛君     まち振興課長    吉成知温君  まち整備課長    藤田衛昌君     生活環境課長    鈴木義房君  会計管理者     星 忠吉君     農業委員会事務局長 小野 浩君  学校教育課長    佐藤光一君     生涯学習課長    金澤祐介君  選挙管理委員会書記長          監査書記      藤田淳一君            白石憲男君  代表監査委員    金澤忠良君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長    藤田淳一      書記        根本雅士               開議 午前11時00分 △開議の宣告 ○議長(割貝寿一君) ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(割貝寿一君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配りました。 本日の会議のビデオ映像は、後日、インターネットにて配信する予定となっておりますので、ご了承願います。 また、議場内では携帯電話等の電源をお切り願います。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(割貝寿一君) これから諸般の報告を行います。 昨日、生活環境課長より訂正があった令和3年度塙町特別会計予算説明書の誤植について、その正誤表が提出されましたので、お手元に配りました。 これで諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(割貝寿一君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に従い発言を許します。--------------------------------------- △七宮広樹君 ○議長(割貝寿一君) 5番、七宮広樹君、登壇願います。 持ち時間は12時1分までです。 七宮広樹君。     〔5番 七宮広樹君登壇〕 ◆5番(七宮広樹君) 5番議員、七宮広樹です。 このたびも不肖ながら町民の代表の議員の一人として、町民の思いと町発展のために、通告いたしました町づくりの諸課題について、塙町の豊かな自然を通し子供たちが主体となった町づくりについて、自転車活用の町づくりについて質問いたします。 それでは、早速、質問に入ります。 町づくりの諸課題の11項目についてであります。 昨年9月1日から12月25日まで申請を受付した「塙町新しい生活様式に取組む中小企業等応援金」は、塙町の事業所にとりましてありがたい応援金であったと耳にいたします。まずもって、支給の一連の作業を迅速に進めていただいた町当局と担当課職員に敬意を表します。 「塙町新しい生活様式に取組む中小企業等応援金」を受付した事業所数と総支給額を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、「塙町新しい生活様式に取組む中小企業等応援金」の状況についてというおただしであります。 ご承知のように、今般の新型コロナウイルス感染症の影響を受けている中小企業が、新しい生活様式に沿って感染拡大防止を図りながら事業継続に対する取組、これをぜひ支援していこうということで、お話のように昨年9月から、相当数の事業所の申請をいただきまして応援金の交付をしております。相応の効果は感じております。 詳細については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) それでは、ただいまの交付金の内訳でございます。 まず、申請事業所数でございます。個人事業主が176件、法人が122件、合計で298件の事業所さんが申請をされてございます。 また、交付金の交付状況でございますが、2,380万円の交付金の支出をしてございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 塙町もワクチン接種が4月以降に行われるようですが、商店や会社を営む事業主は、経済の冷え込みと今後の見通しも立たず、不安を感じながら悩み苦しみ、営んでおります。 町では、中小企業等に対しさらなる支援策を協議されているのか、また、国からの支援金などについて情報は収集されているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おただしはその後ということであろうと思いますが、国のほうから地方創生交付金、臨時交付金ですか、これの第3次ということで、内示と申しますか数字が来ております。金額的には1億2,800万円という数字が出ておりますが、この使い道というんですかね、活用法というのはこれから検討を加えていくということであります。 以上です。
    ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 個人事業主、また法人事業主、非常に苦しんでおります。早急に対応していただければと思います。 次に、さくらタウン末広も、建物が建ち並び、地域に活気をもたらし町づくりの発展に大きな影響を与えますが、さくらタウン末広に北側の集落と結ぶ町道の工事が進められていますが、現状と開通時期を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おかげさまで、さくらタウン末広22区画のうち19区画を販売することができました。その中でも13区画では住宅が完成しまして、約50人の方がお住まいになっておるということであります。 おただしは道路の件ですよね、これは、当然これだけの方がお住まいになるということで、環境整備ということで道路を建設中であります。今工事を進めておるところでありますので、この詳細については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) さくらタウン末広地内から北側へ進む道路の供用開始時期ということと、あと進捗状況ということでございますが、当初10月28日に契約いたしまして3月29日を工期として今現在進めているところでございます。今のところ順調に進んでおりますので、年度内に完成するものと見込んでおります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) さくらタウン末広の住民の多くは子育て世代であり、さくらタウン末広内の公園区画の整備計画並びに遊具の設置のお考えを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 公園の整備、そして遊具ということでありますが、公園については、現在、水道、ベンチがあるだけであります。おただしの件でありますが、お住まいの方々のご希望などを考慮しながら遊具の設置等は検討してまいりたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ぜひ、子育て世代の方々が多くお住まいになっておりますので、意見を聞きながら早急に環境整備等、公園整備をしていただければと思います。 さくらタウン末広を囲むように、北側と西側に深さ70センチの水路が蓋なしの状態で設置され、危険を感じるわけであります。今後、蓋かけの計画があるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おただしのように、現在、住宅周辺地区に設置した水路、この蓋をかける工事、これは予定しております。小さなお子さんなどが転落しないように安全確保に努めてまいりたい。蓋がけについてでありますが、県の補助金を活用いたします農業水利施設安全対策事業水路安全対策工事として、本年1月に発注をいたしております。その発注以降、その内容については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 七宮議員のご質問にお答えいたします。 町長から答弁がありましたように、本年1月に発注済みでございます。しかしながら、資材が製作物であるため納品に時間を要しております。そのため、令和2年度の第7号補正予算で繰越明許事業費としてご承認をいただきまして、令和3年度にかけて水路安全対策を施工します。 施工箇所は、ご承知のとおり、さくらタウン末広の北側から久慈川堤防沿いを経て南側の水路、3方に転落防止のグレーチング蓋を設置いたします。また、入り口部分になるんですが、塙駐在署の南側水路に転落防止のネットフェンス工事を併せて施工いたします。工事完了は、資材の納品次第となるんですが、余裕を見て5月末頃までには終了したいなというふうには考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 危険が伴いますので、早急に対応していただければと思います。 国道沿いの出入口には、さくらタウン末広の案内板と分譲中ののぼり旗が立てられていますが、景観に合ったさくらタウン末広の看板設置等、さくらタウン末広内の無標示道路の白線標示計画があるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 現在、さくらタウン末広の入り口に、118号から見えるように、のぼり旗といいますか、標示をしておりますのは分譲するためのものでございます。あの住宅団地内の案内を示すものは、今現在、公園の中に一部立てておりますが、最終的にそれを後まで永久に残すようなものが必要かどうか、これについては検討してまいりたいと考えております。 あとは道路の標示でございます。確かに議員おっしゃるように、車道部分と歩道部分の区分けが分かりにくいということで、歩道部分に車が乗り込んで、歩道部分の舗装を一部損傷しているというようなところも見受けられますので、先ほどご質問がありました北側へ向かう道路が完成しましたら、全体的な計画を再度検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ぜひお願いをいたします。 次に、広報はなわ3月号にワクチン接種は4月からと掲載されていましたが、ワクチン接種の準備状況とシミュレーションについて伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ワクチン接種につきましては、厚生労働大臣より文書が発令されております。詳細につきましては担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、私の方からご説明を申し上げます。 まず、ただいま町長からお話がありました厚生労働大臣からの指示の内容でございますけれども、これがあってからスタートしているわけですが、2月16日付の指示の内容ですが、1つは、対象者は市町村の区域内に居住する16歳以上の者、2つ目、期間は令和3年2月17日から令和4年4月28日まで、使用するワクチンについては、令和3年2月14日にファイザー株式会社が法律に基づく承認を受けたものに限るというふうに指示が来ております。 優先順位でございますけれども、優先順位につきましては、これも国の指示でございまして、第1に医療従事者、次に高齢者、令和3年度中に65歳以上に達する方、第3番目には基礎疾患を有する方、4番目には高齢者施設等の従事者、5番目としまして60から64歳の方、それ以外の16歳以上の方については、ワクチンの供給状況により順次実施をするというような内容でございます。 現在の準備状況でございますが、あくまで現時点のお話となりますけれども、3月下旬にワクチンの接種券を65歳以上の方へ送付できるような体制で準備をしているところでございます。65歳以上の方に限ってのお話をさせていただきますけれども、それから、通知が届きましたら予約の受付をいたします。ここの予約という部分につきましては、ワクチンの入る予定がまだきちんと立っておりませんので、あくまで、これは希望接種になりますから、受けるか受けないかという予約を受け付けます。それで全体の人数を把握していくということになります。 その予約の仕方でございますけれども、電話、それからパソコン・携帯ということで、電話については専用回線をただいまもう町のほうで設置済みでございますが、パソコンの関係は現在作業している状況になります。 広報はなわのほうでは4月からというような現時点でのお話を記載させていただきましたけれども、3月15日頃に発表になるということだったんですが、4月26日の週に県内各市町村へ1箱ずつ配置をするというような報道がなされておりますけれども、それですが、4月26日の週というのはいつなのかということで、まだそこははっきりしておりません。ですから、26日というのは月曜日なものですから、26なのか27なのか28なのかということはまだはっきりしていない状況でございます。 ただ、現在のところ、26日ということでシミュレーション的なものをしておりますけれども、情報につきましては日々変化しておりますから、はっきりした日程についてはまだ調整中ということになります。 それから、具体的な接種につきましては、福祉会館を会場に集団接種という形で行っていきたいと思います。高齢者に限りましては、7回掛ける2回接種するようなものですから14日間で、福祉会館で接種をしていくというような予定でございます。それらにつきましては、お医者さんの確保とか看護師さん、それから事務員とスタッフがかなりの数必要なものですから、それについても現在調整を進めているというところでございます。 先ほども申しましたけれども、ワクチンについてはファイザー社のものを使用するということでございます。 それと、福祉会館で接種する場合にはやっぱり足の問題がありますので、そこについては、送迎用のバスをチャーターしながら対応していきたいというふうに考えているところでございます。 なお、接種に当たりましては、接種が近くなりましたら、会場設営もありますけれども、医師と看護師等々を合わせましてデモンストレーションという形で模擬実施をしたいというふうには医師のほうとも合意を得ておりまして、実施する予定となっておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 不測の事態にも対応できるように備えていただきたいと願うところであります。 詳細の質問は、この後に鈴木茂議員、下重義人議員、菊地哲也議員、金澤太郎議員、吉田克則議員が視点を変えて質問いたします。 次に、昨年、高齢者等共同住宅、いわゆるシェアハウスが、工事費1,691万300円をかけて大規模な改修工事が完了しましたが、冬季期間の使用状況を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おただしのように、高齢者共同住宅、主に65歳以上の高齢者の冬の安心確保の場となることを目的として、大字塙地内に整備いたしました。ただ、この共同住宅、高齢者の冬の安心確保の場と、そのほかの役目として、必要に応じまして、町民の交流の場としてのコミュニティー増進、そして塙町での生活体験、これは移住体験、短期間ではありますが、場としての滞在型住宅施設としての利用も見込んでおります。 現在は、新型コロナウイルス感染症の関係もあって、この目的に達していないという状況ではあります。ただ、整備後、町内高齢者2名の方から利用の検討がございましたが、利用に至っていない状況であります。これは、今年は温暖な冬ということもあって、緊急避難的な施設の利用を考えなくてもよかったのかなと、こういうふうにも考えております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 今期は、今期というんですかね、冬季期間の使用はあったのかなかったのかお願いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 利用状況については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは私のほうから、今回、冬期の利用につきましては、先ほどのように2名の方から利用の検討がありましたけれども、利用はされていないという状況でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 利用者がいなかったことに対し検証や対策は協議をされたのか、また、今後のPRと利用促進策の取組を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、私のほうからですけれども、まず利用に当たっては、一つは、民生委員協議会というのがございますので、その定例会の中で、こういう施設ができましたのでご利用があるかどうかについてはぜひ声かけをしてくださいというような働きかけはしておりました。その中での2名というお話でございましたけれども、冬期間ということで、今3月ですから冬期間の利用はなかったということで、検証につきましては、随時、民生委員協議会の定例会の中で、お話があったのかなかったのかということについては検証していきたいというふうに思っております。 それから、体験型であったり、そういう部分のコミュニティーの場につきましては、新型コロナウイルスの影響ということもありまして人の動きがございませんでしたので、現在のところは、そういう動きにつきましてはコロナの関係が大きかったのかなというふうには認識しているところでございます。利用するに当たっては、やはり希望の利用なものですから、無理やりここを使ってくださいというような働きかけにはならないかと思いますけれども、町民の方の安心という部分でこの施設が活用されていくようになればいいかなというふうには考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 費用対効果に対し、コロナ禍ではありましたが、これは重く受け止めていただきたい、今後の利用促進に取り組んでいただきたいと切に願うところであります。 次に、今年の成人式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、残念でありましたが、町当局の苦渋の選択であり、延期決定に対し理解をいたします。 今後の開催時期と新成人への呼びかけについて伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お尋ねの令和3年成人式の開催ですが、1月4日に新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催いたしまして、1月7日に首都1都3県に緊急事態宣言が発令されることや、感染症拡大予防の観点から、成人者が安心して成人式に参加できることが難しいと判断いたしまして、1月10日に予定しておりました成人式を急遽延期することといたしたわけであります。 開催時期ですが、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(金澤祐介君) おただしの開催時期ですが、新型コロナウイルス感染症の状況を見極めまして、今年10月から12月頃に開催を計画していきたいと考えておりますが、まず、令和4年成人式につきましては、来年1月9日日曜日を予定しております。令和4年成人式該当者につきましては10月頃から案内を出しておりますので、令和3年、今年の成人式対象者につきましては、日程を決めまして、それより3か月程度前に、今年の名簿を調べておりますので、個別に通知を出していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 時期は過ぎてしましましたが、周知徹底を図り、新成人が思い出に残る企画立案・実行を願うところであります。 次に、文部科学省が全国の公立小中学校の洋式トイレの普及率を発表いたしました。それによりますと、2020年9月1日現在の普及率は57.0%でした。福島県は56.1%でしたが、当塙町の小中学校の洋便器率を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、七宮議員さんのご質問にお答えをいたします。 お尋ねの塙町立小中学校の洋便器率でございますが、小中学校施設の大便器数102基のうち洋便器は82基ございまして、80%の洋便器率となっております。詳細につきましては担当課長より答弁いたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) それでは、詳細について説明をさせていただきます。 まず、学校ごとに説明をさせていただきます。塙小学校でございますが、便器の数が大便器36個でございますので、洋便器率といたしますと67%になっております。笹原小学校でございますが、大便器の数が23個、洋便器率にしますと65%となっております。続いて、塙中学校でございますが、塙中学校、大便器34個ございますが、全て洋便器という形で100%となっております。同じく塙中学校の体育館、武道館についても、洋便器率といたしましては100%、このような状況になっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ウォシュレット化はどのようになっているでしょうか、伺います。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) ウォシュレット化ということで、小中合わせまして、シャワートイレをつけてあるのは8基でございます。パーセントにいたしますと9.8%となっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 文部科学省が洋式トイレの普及率を調べるきっかけは、2016年の熊本地震です。被災した学校に避難した高齢者らからトイレの洋式化を求める声が上がったといいます。頻繁に今起きている自然災害に備え、学校の避難所活用にも今後さらに取り組んでいただきたいと思いますが、状況としてはどのようなことだかお聞かせください。さらに。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) これまでの状況を把握いたしますと、建築年度の古いところはまだ65%、例えば笹原小学校は65%という状況でございますので、改修に合わせまして、今後、洋便器率を高めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ぜひお願いをいたします。 次に、昨年、旧常豊小学校と幼稚園の備品の販売が、まず常豊地区の住民に行われ、次に全町民に呼びかけ行われましたが、処分の状況と、その後の財産目録からの抹消手続の流れを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、七宮議員のご質問にお答えします。 詳細につきましては担当課長のほうから答弁をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) それでは、私のほうから説明をさせていただきます。 旧常豊小学校と幼稚園の備品の処分状況につきましては、他の小中学校、幼稚園で使用したいという備品については、保管場所変更届により、当該幼稚園、小中学校に保管場所を変更いたしました。また、役場の課等で使用したい備品も同様に変更をいたしました。 その中で、備品でございますがピアノがございました。ピアノにつきましては、塙町財務規則第207条により売払いをする旨決定いたしまして、見積りにより売払い先を決定し売払いをいたしました。売払い金額は102万円でございました。これは、両小合わせますとグランドピアノが2台、アップライトピアノが2台ございましので、そちらの売上金でございます。 その上で残った備品につきましては、令和2年11月7日土曜日、8日日曜日の2日間、常豊地区の町民の皆さんを対象に、小学校校舎内において備品売却会を実施いたしました。購入者259名、売却金額11万5,900円となりました。さらに、令和2年12月20日日曜日には、全町民の皆さんを対象に備品売却会を実施し、購入者60名、売却金額は2万800円となりました。 その上で残った備品は少数となったため、令和2年12月28日月曜日と令和3年2月8日月曜日に、東白衛生組合に持ち込む形で廃棄処分をいたしました。 財産目録の抹消手続につきましては、塙町財務規則第206条の規定により、不用と決定した備品について、備品台帳に処分年月日等必要事項を記載し抹消することとなります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町民に払い下げられ、大切に使われ、役立てることは何よりと思います。 次に、12月定例会での宮田町長の森林アカデミー誘致に関する答弁を聞き非常に落胆した思いでありましたが、町と議会、塙町林業振興協議会、県議との連携により、熱い思いが伝わり、森林アカデミーの誘致に成功したことは何よりであります。本格的な稼働に当たり県との連携を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それではご質問にお答えを申し上げます。 お話のように、要望活動などの成果によりまして、町有林が「林業アカデミーふくしま」の実習林として認定をいただきました。当然、町といたしましては、自他ともに認める木の町塙の象徴として利活用されまして、県内外に広く認知されることを願っております。 県との連携と詳細については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 七宮議員のご質問にお答えいたします。 まず、今後のスケジュールといたしまして、今月3月26日に県と協定を締結する予定でございます。県からの情報提供によりますと、令和3年度から演習林として利用されるとのことでありまして、現在、令和3年度のカリキュラムを作成中でありますが、演習林を活用し、林業部門の市町村職員を対象にした研修、及び県内の林業事業体の若い社員の実技研修教育等に利用されてまいります。 実際に学生を募集する「林業アカデミーふくしま」としては令和4年度からの開校が予定されておりまして、郡山市の福島県林業研究センター内に施設の建設を令和3年7月に着工し、完成は令和4年8月の予定となっております。学生は15名程度募集するとのことでありますので、その方々が町内に宿泊しながら、演習林において令和4年度より本格的に実習予定であります。 町といたしましては、町有林の立木の生育にプラスとなる下刈りや間伐が実習されることから、土地使用料は無償とするとともに、立木を伐採する場合も、その補償費的なものも基本的には無償といたします。ただし、立木は町民の財産でございますので、利用可能、いわゆる販売可能な材は集材し、搬出可能な状態としていただくこととしております。 したがいまして、町内には、実習生及び関係者の宿泊代や飲食代、さらには、町内の事業体の方々が実習の講師となった場合などの謝金等が還流することになるものと認識しております。町財政への大きな歳入アップにはすぐには直結いたしませんが、長期的な視点で木の町塙のイメージアップと認知度向上につながればと考えております。 また、こちらは実習生に対しましてなんですが、町として積極的にアプローチをする機会を設けさせていただきまして、塙町の魅力ある林業と住みやすさなどをPRいたしまして、卒業後にはぜひとも町内の林業体への就職や、町内での起業をにらみながら移住定住をしていただけるような取組をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ぜひ林業の町、木の町塙の発展の起爆剤になるように取り組んでいただきたいと切に願うところであります。 次に、塙町のシンボル的存在の羽黒山が、ボランティア団体をはじめ、塙町観光協会、町による景観整備により徐々に山の美しさがよみがえってまいりました。以前、何度か羽黒山の景観整備について一般質問をいたしましたが、山頂の羽黒館は歴史的にも評価が高く、自然や健康をライフワークに取り入れる現代人にとって、磨けば光る観光資源として期待も大きいと感じます。今後の景観整備の取組を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 令和2年度におきまして、福島県森林環境交付金利用によりまして森林整備を行った結果、羽黒山の山頂付近から塙町の町並みがある程度見渡せるようになりました。私も実際、現地を見てまいりましたが、まだほとんどの部分、杉が密集したしまして昼間でも薄暗いような状況でございます。議員のお話のように、羽黒山、町内で唯一の館跡とされている場所でもあります。山頂付近から東西南北全てのすばらしい景観を町民の皆さんに楽しんでいただけるような場所になったら、どんなにすばらしいだろうと感じておるところであります。 埋蔵文化財に係る文化財保護法、保安林に係る森林法、共有地の問題と、解決しなければならない課題は多くございます。大変ハードルは高いところにありますが、今後も、各種の補助事業、そしてボランティアの皆様方のお力添えなどをいただきながら、すばらしい景観を楽しめるような場所として整備を進めていきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 改めて伺います。 羽黒山を塙町の巨大なモニュメントと捉え、全体の景観を整備し、町民の健康増進のフィールドとして役立てる町づくりのお考えがあるか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私もそのお考えには賛同させていただきます。ぜひ、町のシンボルとしての位置づけというんですか、これ、しっかりと目途に置きながら整備を進めていければと、このように思っております。ぜひ各種いろんな面でご協力いただければと、このようにも思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。 次に、棚倉消防署塙分署は解体され、仮杭でトラロープが張られている状況ですが、跡地の活用を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 塙分署跡地でありますが、取壊しが完了いたしました。新年度までには所管替えを行い、管理を行っていく予定であります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町長、ちょっと分からなかったんですけれども、もう一度、活用をお聞かせください。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 今まだ何に使うというふうなことは考えておりませんで、皆さんのお話いろいろいただきながら利用を考えていきたいなと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ぜひ地域の方々、またいろんな方々からお話を聞いて活用を考えていただければと思います。 次に、多くの町民から、現在の棚倉消防署塙分署が分かりづらいという声を聞きます。このことは承知しているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まだその声は私の元には届いておりませんが、ご指摘のようなお話があるとすれば、広域圏ですか、整備組合等にお話をいたしまして、何らかの対応策を進めていただけるようお願いしようとは思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町長のところにはまだその声が届いていないようですが、私が歩く範囲では多くの方々から、通り過ぎてしまう、町の中に溶け込んでしまっている建物であるので分かりづらいという声がたくさん寄せられております。ぜひ、町長のお耳に入るまで時間があるかも分かりませんけれども、そのような声があるということだけ頭の隅に置いておいていただければと思います。 それでは次の、塙町の豊かな自然を通し、子供たちが主体となった町づくりについてであります。 現在行われている小中学校の子供たちへの自然教育の状況を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それではお答えをさせていただきます。 お尋ねの子供たちへの自然教育の状況でございますが、まずは、小学校6学年の宿泊交流学習、これは、湯遊ランドはなわに宿泊しながら、1泊2日で近隣の状況を使いながら自然教育を行っております。続いて、夏休みには小野田自然塾における自然体験キャンプを実施しております。さらには、塙小学校では「田んぼの学校」等を行っております。また、笹原小学校はダリヤの栽培等も行っておりまして、自然に触れる機会をつくっております。東白川地方公民館連絡協議会が夏休みに行っている森林教室にも「はなわ探検隊」が参加しており、そのような形で自然教育を行っている状況でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 昨年、釣具メーカーのダイワが全国源流の郷協議会加盟の当塙町を取材に訪れ、久慈川水系の源流をホームページを通して全国に発信していますが、町長、教育長はご覧になりましたでしょうか、伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 私は見ております。
    ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 私のほうもホームページで確認をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 議場にいる執行側、議員側、ぜひこのダイワ・ビー・アース・フレンドリー、源流探検部のナンバー87と88を時間がありましたら見ていただきたいと思います。塙町のすばらしさを再認していただくことができる編集になっておりました。 それで、すばらしいこの塙町の豊かな自然を通し、子供たちに環境問題、防災教育、故郷を愛する心、愛郷心育成の考えがあるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おただしの件でありますが、私はよく教育長と話をしております。これは、子供たちですね、いい学校というんですかね、いい高校に入って、いい大学に入って、いい会社に入ってというのも、これも立派な選択肢なんですが、その中にあってもやはり町を守っていくための子供づくり、これは必要だろうと。これから町を守っていくためには、この町をしっかり愛し、そしてこの町を守っていこうというような、しっかりとした考えを持つ子供も教育の中では必要じゃないかと。 それを考えると、この自然の中でのこれからの学習、塙町をしっかり知っていただくという面でも大変重いものがあるだろうと、このように思っておりますので、ぜひこの方向性、しっかりとつけていきたいと、私はそういうふうに考えております。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) ただいまの町長の説明にさらにちょっと、具体的な形で教育委員会として取り組んでいるところですので、そちらのほうをお話しさせていただいます。 塙町の教育委員会の基本構想の中の重点目標がありますが、その中では、地域のよさ、つまり塙町のよさを生かした「特色ある教育の推進と学校づくりに努め、こども園、幼稚園、小・中学校が一貫して、進んで学び、心豊かで、たくましい、夢を実現できる子どもを育成する。」というのを掲げております。 また、「家庭と地域の教育力を高めるとともに、町民がふるさとはなわへの誇りと愛着を強めていけるよう、文化・伝統の継承と創造に努める。」という目標を立てまして、塙町の豊かな自然を生かした防災教育、愛郷心育成の取組を進めてまいりたいと考えております。 具体的には今後さらに詰めていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 先を見据えた教育として、自然教育の中で得た知識を、子供たちが主体となって発信力を学ぶ機会を与えるお考えがあるのか、また、町ぐるみで、子供たちの発信力を通し実践的な社会学を学べる仕組みづくりの考えがあるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 取組ですね、これ実際に稼働させようとしております。と申しますのは、教育特区構想、これは、仮称、自然教育子供アドバイザーの設置について検討を加えているところであります。これは、今、議員ご指摘のように、子供たちが自然教育、防災教育を体験し、その中で自然の楽しさ、厳しさを学びリーダーとなり、それを観光やレジャーで訪れた方々に伝える。もちろん子供だけではなく大人の方にも、塙町のすばらしい自然、伝統文化、歴史を伝える。そのような対応をすることにより、交流人口の増加、町に対する愛郷心、人口流出の防止、Uターン者増加のきっかけと、このように考えておるところであります。 そのためには、やっぱり子供たちにしっかりこの塙町の全体、自然も含めた、これを理解してもらわなければならないということで、そういう面の教育と申しますか、しっかりとした体験等々も含めた子供たちの教育、これは取り組みたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 今、町長のほうから教育特区という答弁をいただきました。具体的にその教育特区の指定を受けている実例があればお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 担当課長のほうより説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) それではお答えをさせていただきます。 福島県内でこの教育特区を受けているところが3地区ございます。まず1つは、会津若松市の会津若松市IT特区というのがございます。2つ目でございます。これは、郡山市の小中学校英語教育特区というところでございます。もう一つでございます。いわき市の国際交流都市いわき・英語教育特区、この3特区がございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 塙町の場合は、この地域特色をやはり教材に、小中学校で自然教育の子供アドバイザーを養成する特別教育課程を編成する、そのような形になるかと思いますけれども、お考えを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 小学校におきましては、総合学習の時間、これを充てる、中学校においては部活として対応できないか、カリキュラム案を作成いたしまして、各小学校と協議し検討するように教育長に指示をいたしたところでございます。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 町長からの指示を受けまして、現在、来年度に向けてどのようなことができるのかということを検討している状況でございまして、現実的に動くのは、来年度、初歩的なことをやりながら、各学校で取り組めるところを抽出しながら計画を立てるという形で、この教育特区を進めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 最後の質問になります。 自転車活用の町づくりについてであります。対外的に「ツール・ド・はなわ」や「ポタリングはなわ」などを通して、自転車活用の町づくりが確実に進んでいることは承知していますが、町内の状況を見るとまだまだ熱意が鈍く、今後、町民参加の自転車と健康づくりの町をどのように進めていくのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) ご質問にお答えを申し上げます。 本当にいろんなイベントを企画し、そして東白川郡挙げての協議会の設立等々、しっかりと取り組んでおります。詳細につきましては担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 自転車の町づくりを、今後、町民の皆様にどういうふうに広げていくのかというところのおただしの件だと思います。 そこの部分につきましては、先ほどありましたように、今、イベント等は行っておりますが、イベントというのはまだ花火を上げたような状態でございまして、町のほうでは現在、地域おこし協力隊で元プロロードレーサーの職員が一生懸命コースづくりなどを行ったところでございます。今後、町民向けの自転車教室とか自転車のメンテナンス講習会とか、そういう部分も行う予定となってございます。 また、健康づくりにつきましても、自転車は有酸素運動、スポーツの中でもかなりいいスポーツだというふうに言われておりますので、今後、塙町の自転車健康プログラム、大体1日30分くらい乗っていただくのがいいみたいなんですが、そういうプログラムなども作成しながら町民の皆様にお知らせをしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 安心安全に自転車を走らせるために自転車に優しい道路の環境と整備が行われているのか、また、走行標識や案内板掲示の設置が行われているのか、現状と取組を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) この取組なんですけれども、町の取組ですか、東白川郡も含めてなんですけれども、取組が大変スムーズと申しますか、しっかりしているということで、県のほうから支援をいただいておる状態であります。詳細については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 自転車に優しい道路整備ということでございます。 道路整備の内容につきましては、自転車の場合につきましては、例えば拡幅するとか自転車道を造るとか、そういったものも整備の一つではございますが、基本的には自転車の走行空間の整備ということですから、快適に自転車が走れるような空間整備ということになります。そうしますと、議員さんおっしゃられるような優しい道路整備ということになるんだろうと思います。 基本的には、今現在進めておりますのは、東白川地方4町村で東白川地方自転車活用推進計画というものを策定しておりますが、その中でネットワーク計画をつくろうということで、先ほど振興課長も答弁しておりましたが、いろんな道路コースを選んで、ここを整備していきましょうというところを今現在まさに策定中でございます。これは4町村で実施しております。 その中で一つありますのは、方針といたしましては、今の段階では、観光を中心として自転車を呼び込もうというのが今の方向でございます。議員おただしのように町民の皆様ということで、例えば町うちの自転車環境の整備ということも当然課題としてはありますが、今の段階では観光に役立つような自転車の道路整備ということで考えております。 そうしますと、既に指定されております奥久慈街道やら「三角形の道」やら、そういったものを中心にやっていくわけでございますが、道路整備の内容としましては、先ほど言った自転車ネットワーク計画を県とともに作成いたしまして、その中で整備をしていくと。整備の主な内容は、今のところは路面の補修、例えば舗装で傷んでいるところを補修する、あるいは路肩の凹凸があるところを整備する、そういったものを中心に、今、進めていこうとまさにしている状況でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 丁寧なご説明ありがとうございました。 町内各所にサイクルスタンドの設置を目にいたしますが、サイクルステーションの状況とトイレ等の環境整備の取組を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) おただしのサイクルステーション、これは、サイクリストが気軽に立ち寄りまして、休憩や自転車の整備等ができる施設ということでありますが、今、サイクルステーションとして案内をしている箇所は当町にはございません。今後は、サイクリストが利用しやすい、また来たい等の環境づくりのために設置は必要であると認識しております。 設置につきましては、国・県の補助事業等を活用して設置してまいりたいと、このように思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 最近、自転車の愛好家の女性の姿をよく見ます。ぜひトイレの環境を早急に整え、安全に安心に利用できるように切に願うところであります。 これをもちまして、塙町の発展と町民の幸せを願い、5番議員、七宮広樹の一般質問を終わりますとともに、最後の議会になります退職される2名の課長、お疲れさまでした。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) これで、5番、七宮広樹君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後零時02分               再開 午後1時15分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △鈴木茂君 ○議長(割貝寿一君) 次に、10番、鈴木茂君、登壇願います。 2時5分までです。 鈴木茂君。     〔10番 鈴木 茂君登壇〕 ◆10番(鈴木茂君) 10番議員、鈴木茂です。 通告内容に従いまして一般質問をしたいと思います。トップで行った議員さんは非常に滑舌がいいんですけれども、私は悪くてちょっと申し訳ないですが、ひとつよく聞き取って答弁をしていただきたいと思います。 まず1番目、新型コロナウイルスワクチン接種の詳細についてお伺いをしたいと思います。 中国の武漢に端を発した新型コロナウイルス、あっという間に世界中に蔓延いたしまして、それも変異を繰り返していき、昨日現在1億1,800万人、世界中で感染した、262万人が亡くなっているという非常に痛ましい、コロナ禍と言われることになっています。ある人に言わせれば、これは3年、5年、いつ終息するか見通しが立たないのでコロナ戦争であると、そういうふうに表現する人もおります。 菅総理は、このコロナが改善するのにはワクチンが一番有効手段であるというふうに話しております。ワクチン接種につきましては、日本でもやっと医療従事者から始まったところであると。ただ、日本の場合はやや様子見的なところがありまして、そして、先進国であるにもかかわらず自国で開発ができていない、そういう現状がありまして、非常に接種が遅れている現状であると、そういうことが毎日報道されております。 それで、今回はアメリカ製、ファイザー社のワクチンがまず日本に来て投与が始まったんですが、これのファイザー社のワクチンがヨーロッパのベルギーで作られています。ワクチンタウンと言われる片田舎で作っているんですが、アメリカの会社であるんですが、実質承認はEUが握っているというような状況で、これが6月まで継続すると、そういうような情報でございます。 EUの承認がないと日本に持ってこられない、持ってくるにしても最大1回55万回分ですか、飛行機で持ってくるのが、見ると。これが、日本で例えば1億3,000万人いて、15歳以下は接種しない、残り1億人が接種するというと、70%の方がやるとすると7,000万人、2回で1億4,000万回分のワクチンが必要だと。これ、1回55万回分くらい来たらどのぐらいかかるか。2,800回持ってこないと全員2回行き渡らないというような非常に気の遠くなるような話で、現在も高齢者、これから高齢者の話伺いますけれども、高齢者が6月いっぱいで終わる見通しは恐らく立たないだろうと。そして、一般の方が全員終わるのに今年いっぱいでどうかなと。どどっとワクチンが来れば、あっという間に接種が始まると思うんですが、ファイザー社だけでは足りなくてアストラゼネカとモデルナ社で何とか対応すると、こう言っているわけですが、それもまさに不透明極まりない状況にある。 そんな中でワクチン接種についてまずお伺いするのは、町内のワクチン接種について町長はどのような考えや認識を持っているかお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 そういうお話ではありますが、私の考え方としては、やはり国の方針、厚労省の方針に従って粛々と進めていくと。これ以外の方法は、町として単独で行動できるものではないということで、そういう方向でしか今のところ考えてはおりません。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 先ほど国の指示という答弁がありましたので私は聞きませんが、指示はある程度来ていますけれども、もう一回伺いますが、町内の人ですね、多くの人が接種をして安心に安全に暮らしていただきたいという、そういう考えは町長は持っていないんですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 当然、私は、基本的にはまず安心して暮らせる町づくりということを大きくうたっているわけですから、今、選択し得る方法としてワクチン接種ということ、これを基本にやはりしっかりと町の対応等は進めていくべきだろうと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 私の質問に答えてはいないんですが、時間の関係もありますので次にいきます。 65歳以上の高齢者接種、当然、町長も65歳以上でありますし該当するんですが、まず、町政の責任者、トップという観点から、コロナにかかってはまずいというので、町長の接種については町トップで一番先に行うのか、それとも高齢者の方、皆さん終わってから私は最後に打ちますという考えなのか、どちらかお聞きいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私は、そのいずれでもなく順番が来たらやります。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) その順番についてもこれからお伺いをしますが、国・県の指示については先ほども聞いたのでお聞きしません。 まず最初に聞きますが、高齢者の接種ですが、塙町町内対象者は何名いるかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細につきましては、内容的なものでありますので担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それではお答え申し上げます。 基準日は1月1日現在でございましたけれども、3,163名でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 高齢者におきましては3,163名が対象ではありますが、これが接種は希望、任意であるということで、町の回覧スケジュールがありまして、接種券が3月下旬、予約受付が4月以降、はがき郵送の実施日とあるんですが、まず、イエス、ノーと、ノーはないですね、イエスの人だけですね。私は接種を希望しますと、そういうのを電話で受けるということなんですが、予約専用ダイヤル、パソコンからも携帯からも予約できるということで、これについて詳細にお聞きしたいんです。これは人間が対応するのか機械が対応するのか、対応する時間帯は何時から何時までなのか、詳細にお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それではお答え申し上げます。 まず、電話の予約関係でございますけれども、専用ダイヤルを作成しました。この場で今、番号を申し上げますが、0247-57-5799ということで1台を設置しております。受付時間につきましては、午前9時から午後5時までということで、お昼時間、それから土日の休日は除くということでございます。この対応につきましては、会計年度任用職員を充てますので、それから課の職員もいますので、そこで対応していくということになります。パソコンにつきましては、時間の制限がありませんので、それぞれ受け付けていくということになります。 予防接種台帳というのを作るようになりますから、そういうシステムの中にこの方の予約が入ったという、そういうシステムにそこで入れていって人数を確認するということになっていくと思います。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 今、説明があったことによって接種者の人数を把握できるわけですね。そして、ワクチンが来れば接種にかかるわけですが、集団接種で福祉会館を使うと、そういうようなものは報告されています。私が聞きたかったぶっつけ本番でやるのかシミュレーションかということでも、先ほどの答弁でシミュレーションを行うと、そういう答弁がありましてお聞きしません。 この接種の順番なんですが、今日は接種日であるという場合に、後でまた詳しく聞きますが、接種者が来た場合に、まず問診をして接種をして、その後休んでいただいて様子を見るということなんですが、この接種者はもちろん先生を頼むわけなんですが、問診の方は誰がやるようになるのか、分かっている範囲でお願いします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、現在考えている集団接種の流れについてご説明を申し上げます。 まず一番最初に、非接触温度計等によりまして、その方の体温であったりとかそういうものの測りをしまして、それから受付で名簿、それから予約票の確認をします。その後、問診票に基づきまして予診をしたり検温したりしますが、問診は基本的に医師がやるということになります。お医者さんが問診をする、その方ができるかどうかという判断をそこでしていただくことになります。 その後、接種の準備をいたしまして、接種、いわゆる注射というか、それそのものは看護師が担当するようになります。ですから、注射を打つことは看護師でも十分対応できますので、そこの問診が非常に大変なものですから、そこはお医者さんに確認、問診をお願いするということになります。 その後、接種済み証の交付、それから次回の接種日の確認等、あとは、そのときにある情報があれば情報をお渡ししまして、その後に接種後の健康観察ということで、そこの健康観察については看護師がそこに待機をします。集団接種なものですから同じ会場ですので、何かあればそこに問診をしている医師がすぐに駆けつけるというような体制でやるということで現在進めているところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 今、説明があったとおり、問診は先生、接種は看護師の方がやるということなんですが、これ、病院の先生も午前中診察して、多分、午後から2時間だけ対応してくれるというような話が総務課長からあったんですが、また詳しく聞きますが、すると2時間しか接種の時間がないのかなと。そうするとこれ何人できるかですね、2時間の間にね。ある市町村の情報を私聞いたときには1時間に14人しかできないと。なぜかというと、接種は簡単にできるんですが、ワクチン液を注射器に注入するのに、これが時間がかかる、手間取る、それで接種に時間がかかるということなんですが、これ、例えば先生、看護師も2時間だけ対応、来てくれますという場合に、接種者、何人ぐらい予定しているのか、それも相談済みなのかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、接種の体制の一部になるかと思いますけれども、今のところ、1時間30人から40人ということで考えております。今、4ブースつくろうと思っていますので、4ブースですので、70人として280名をこなしていきたいというふうに考えておりますが、接種の時間につきましては、最初のいわゆるスクーリングとか問診を終わってから、まず接種をする正味の接種時間ということで2時間を考えておりますので、事後15分、30分休む分は、そこについては時間としては考えておりません。接種自体がいわゆる30人から40人ということで考えております。 ただ、あるところで15人程度というのは、当時は、前の川崎市なんかでもやったりしてもございますが、問診票が提示されていなかったんですね。ですから、その場で問診票を書いたりして相当時間がかかってしまったという報告がありましたが、今回、問診票を厚労省のほうから提示されましたので、問診票を同封しながらご案内ができると思いますので、問診票を受付に持ってきていただいた段階でチェックをして、接種ができるという体制になります。 ただ、実際のところ、シミュレーションをしてみないとという部分は残るかと思いますけれども、今、医師会というかお医者さんたちとの中では、30人から40人ぐらいは何とかいけるんではないかということでシミュレーションはしている状況でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) これはシミュレーションをしてみれば分かると思いますが、実際に行った場合、この人数はなかなか大変じゃないかなと。お年寄りですからね、若い人であれば移動も簡単ですし動きもいいんですが、お年寄りを相手にするという場合、高齢者はちょっと時間がかかるのかなと。それはシミュレーションをしてやっていただきたいと思います。 もう一点なんですが、高齢者の場合、特になんですが、何月何日にあなたは接種いたしますということで何時に来てくださいという、多分、そういうはがきを出すんでしょうが、ドタキャンですね、当日キャンセル、これ、熱があれば当然できないので、この日、予定した人のワクチンが塙町に来ていた場合に、2人、3人欠席すると余ってしまうと。貴重なワクチンがですよ。これはもったいないので、その対応策というのは考えていると思うんですが、お聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) まず、ワクチンにつきましては、室温で融解後、6時間以内にお使いくださいということなんですね。使うときには、その場で生理食塩水と希釈したものと言われております。ですから、融解したもの、いわゆるディープフリーザーから取り出したものについては、5日間、普通の冷蔵状態では保てますよという言い方されているんですけれどもその中で、実際に今のシミュレーションの中では、接種の日にちは2日から3日を取りたいと思っているんです、塙町のその日にちの中で。 一つの例ですと、5月3日から3日、4日、5日と3日間取りますので、その中でできない方については最後の5日ですね、そこに残った場合ということなんですけれども、それも事前に調整をしますが、そのときに調子が悪くてとかドタキャンというのは、そうは人数はいないと思うんですけれども、そういう場合には、高齢者施設のほうに受ける方がいればそういう方の対象に回してみるとか、そういうことでちょっと計画を練っているところなんです。 ですから、高齢者施設の場合には、そこの施設に行ってやるようになりますので、そこに回すことはできないだろうかというような考えで今のところはやっているところですが、最終的な結論はまだちょっとそこは出ていないんですけれども、10人分余るのか5人分余るのか、それによってそこは臨機応変にというか、そんな形で対応してはどうかということは、今のところ話を進めているところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) その点についてはいろんな方法はあると思いますが、私も提案しますが、私が考えたのは接種者の予備接種者をつくるということですね。いわゆる補欠者をつくっておいて、何人かその日に来られない方がいた場合、例えばバスで山づきのほうから来る人が欠席した場合には、町内で連絡すれば来ていただいて接種ができるというその予備接種者ですね、補欠者を置けば余ることなく。ただし、対応できる方をお願いしなきゃならない、特別なお願いなんですが。高齢者施設へ持っていくのももちろん結構ですけれども、そういう方法もあるのかなと思っています。 それで、その高齢者施設、今、話出ましたから、高齢者施設で希望する人が出た場合、これは一般的にどういう方法で接種するのかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) 一般的には、65歳以上の一般接種者がある程度終了いたしましたら、そちらのほうへ医師・看護師等々が出向いて接種をするというように考えております。 基本的には、一般というか並行してやってもいいという、厚労省ではそこは65歳以上の部分については話が出ております。ですから、全国のある町村ではワクチンが少ないのでそちらから始めるかというような話もあって、ですけどそれは例外的ということですので、町としてはできる限り多くの方に接種をいただいて、その後に、そこも最終的には並行になる部分が出てくると思いますけれども、ぴちっと線引きはできないと思いますが、まずは65歳以上の高齢者の一般の方を優先して数をどんどんやりながら、そこを並行していきたいというふうには考えているところでございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 高齢者接種なんですが、非常にワクチンが来ない状態ですよね。国は都道府県に分けるんですが、今度は県の段階で、私の想像ですが、少しワクチンが福島県に来たら、じゃ人口の少ない会津のほうの小さな町だけにやって、そこを先に終らせるのかなと。大きな町は、何十万人もいるところは後にするのかなということも思ったんですが、やっぱり公平性があるみたいで、県は、59市町村に4月26日の週に1箱ずつ配付するということなんですね。この1箱というのが975人分しかないんですよね。これが1箱届いたときに、ある程度順番を、町では当然65歳以上でも地区ごとにという話があるので決めると思うんですが、その高齢者の接種の優先順というか順番ですね、これはどのように考えているのかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) まず、昨日の新聞ですか、26日の週にということだったんですけれども、1箱は975人分、5回分なんですね。そうしますと、975人その1箱でできるかといいますと、その後に入ってくる予定がございませんので、2回目の分が確保できないということですから、975人の半分をやるという形でまずやりたいというふうに思っています。結局、2回目部分が入ってきませんので。 そこの中で市町村の各地区の順番ということですけれども、これにつきましては、組合せであったり接種希望者の人数であったりということで、どこどこ地区から始めますというのは、まだそこはちょっと今の段階では決定をしていないというか、そんな状況でありまして、どこから始めるというのもまだ決まっていない現状でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 非常にワクチンの量が少なく、人数分来るわけじゃなくて悩ましいところではあると、そういう点は私も察しております。ただし、これは現実的な問題で、975人の半分の人数を決定して打たなければ、もちろんワクチンもそんなに置けるわけじゃない、開けなければ5日間置けるんですが。接種順番を決めていただく、これは町が決めるということで、別に町民の方もどうのこうのということはないと思いますが、ただし早くに、ある程度検討会重ねて、ワクチン来るまでに決まらないとかもたもたしないように、てきぱきとやっていただきたいと、こういうふうに思います。 もう一点、後で質問する方もいるんですが、次に基礎疾患のある方なんですね、順番的に。糖尿病、高血圧、心臓病など、その人たちを先に接種するというんですけれども、これはどうやって決めますか、お伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) 基礎疾患のある方については、本人が分かっている方、その基礎疾患があるという方はある程度自分なりに管理はできているんだと思うんですけれども、危うい方とかなかなかそういう認識のない方については、主治医であったり医療機関にまず相談をしていただくということが前提になると思います。 ですから、自分で判断するのもいいんですけれども、国のほうでもそこは非常にはっきりした、表に立って病名が出ていますけれども、個人差によっては受け取り方もばらばらなので、必ず医師のほうに相談をしてくださいというような指導になっておりますし、町としましても、医師会のほうとお話ししてもまず相談を受けてということで、そうでないと見極めがつかないだろうというふうにはなっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 私、薬を飲んでいますということで自分で手挙げて接種希望を取ったら、かなりの方がいて大変だろうなと思いますので、その点もよく検討していただきたいと思います。 時間の関係上これだけで、あと残った部分については後の人にお願いします。 私は次の質問に参ります。 その前に、スムーズなワクチン接種を要望いたしまして、次の湯遊ランド、塙町振興公社に対する事業分析及び実態調査委託業務について、先日の補正で330万円の予算を取りまして、事業分析、プロ専門家に分析をお願いすると、事業経営の実態を見てもらうんだというようなことで予算を取ったんですが、まず、湯遊ランドの今年の経営状況ですね。町長は、前もって毎月、私のところに経営状況は報告がある、それから、担当課長は毎月行って監査をしていますよというような話を聞いているんですね。今年はコロナ禍とか休業もあったんですが、3月末までの経営状態についてのあらましの見通しをお聞かせ願います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 内容的なものでもありますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしの湯遊ランドの本年度の経営状況についてでございます。 4月以降、緊急事態宣言、また、湯遊ランドの改修工事等で休館日があったということ、また、このコロナ禍でやはり利用客が少なくなっております。2月末現在で昨年対比で25%の売上げということで非常に今のところ厳しい状況でございます。特に2月の施設整備以降、お客様につきましても、2月だけで日帰りが1,500名、宿泊が163名と若干戻りつつはあるんですが、現在まだ首都圏中心に緊急事態宣言出ておりますので、この解除後、少し伸びが出てくるのかなというふうには考えておりますが、今年度の売上げについては、非常に今のところは厳しい状況だというふうに把握してございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) そうすると、年度末の決算については、赤字はかなり膨大になるというふうに推測してよろしいですか。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。
    ◎まち振興課長(吉成知温君) 先週ですが、ちょっと打合せさせていただいた段階で、現在、見込みでは2,500万円ほどの赤字になるというふうなシミュレーションをしてございます。それにつきましては、6月の湯遊ランドの決算の中でもご報告させていただきましたが、コロナ禍の関係の国の緊急雇用関係とか、また低金利の貸付で4,000万円ほど、現在、湯遊ランドの振興公社ですね、借入れしております。赤字分の補填については、そこの部分で今年度については補うということで現在のところは進んでおります。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 非常に厳しい状態の中においてコンサルタントに経営診断をお願いしたと思われるんですが、このコンサルタント業者、委託業者は幾らかかったのか、終わったのか、そこら辺をお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしの振興公社の事業分析及び実態調査の業務委託の委託関係でございます。 受託者が、東京の会社になります、株式会社旅館マネジメントサポートという会社でございます。こちらの会社は、産業再生機構、いわゆる国の資本で、温泉旅館施設、いわゆるバブル崩壊の後、国がてこ入れをしまして、再生支援を目的として平成17年に設立された会社でございます。当時は、栃木県の温泉旅館9社とか11施設の再生支援を実施しております。現在、約130件を超える、こういう第三セクターを含めて業務支援をしているという会社でございます。 現在、業務委託については3月29日までの業務委託期間となっております。既に振興公社の社員のヒアリング、あとは施設の経営状況について全て洗い出しをして、現在、取りまとめをしているという段階でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 金額は分かりますか。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 委託料につきましては330万円となってございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 私が聞いた話では、業者が来まして500項目にわたって調査をしたというような話を聞いております。すごい数なんですが、330万円といって、そういう会社だからですか、かなり私は高額な、赤字の会社で、330万円払ってまた調査を頼むということですから、本当にこれちゃんと黒字化にお願いできなければ困る額だなとは思っています。高額ですよね。 私は、宮田町長にコンサルタントを推薦したことがあります。このときは今の生涯学習課長、金澤課長が振興課長のときだったんですが、どこどこにこういうコンサルタントやっている人がいるよと、第三セクターの温泉を赤字から黒字にしたり道の駅の駅長をしたりして今コンサルタントをやっているんだとそういう方を推薦したところ、町長は、幾らかかるんだか聞いてくれというようなことで聞いたらば、交通費、宿泊費除いて20万円だということを町長に言ったら、町長は安いなと一言言ってそれきりだったんですが、今330万ですか、これが黒字になればよろしいんですが。 まず、3月いっぱいかからないと分からないということですが、この調査の内容について、これは議会に報告されるのかどうかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 今回の委託の業務内容の議会への報告ということでございます。 もちろん、町のほうも51%出資している株式会社塙町振興公社の経営問題に関わる部分でございますので、調査結果については議会のほうにご報告をさせていただきたいというふうに現在のところ考えております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) これは、新年度で660万円のまだ予算を取っているときの説明に、この診断を受けて見直す部分だというような説明があったように私は聞いたんですが、これは私の聞き違いでしたかね。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 新年度予算で660万円の予算の計上をしてございます。今回、先ほど議員言われているように五百数十項目の審査をして、次年度はそれに基づいた経営改革を、毎月データを出したりとか、毎月1回、委託業者のほうから湯遊ランドのほうに来て経営指導していくということで、おおむね最初は3か年くらいの計画をつくっていきますが、その中で黒字化を目指していくということになってございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) そうすると、その業者に継続してまだお金も払っていくということになるわけなんですか。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 継続してお金を払うということですが、そこにつきましては当然契約の関係があります。随意契約になるのか、入札でその部分ができる会社があるのかというのを精査しながら、新年度、そこについては契約を進めていくということですので、この段階では現在の会社と契約するということはまだ決まってございません。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) それでは、違う会社とも経営指導を受けるということで、契約しながらお金を払って、経営指導を受けながら営業をするというような方向に捉えてよろしいんですか。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 今回やっています委託の内容、いわゆる今後改善をしなければならないところ、そこを経営指導ができる業者ということの選定になってきますので、現在やっていただいている業者も選考段階には入ってきますが、当然、そこの中でできる業者がいればその中での見積りまたは入札とかになるかもしれませんが、そこについては、今後の契約の部分になりますので、今後決定していきたいというふうに考えております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 今のお話を聞いていると、長年、赤字を出しているところですから仕方はないんですが、指導を受けないと自力の経営では全くもう駄目であると、そういうふうに町側が判断しているということでよろしいんですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 そういう捉え方は私はしておりません。常々申し上げておりますこの施設の役目と申しますか、設立の要旨、そもそもが、交流施設としての部分、町民の健康増進のための部分、そして福祉向上のための部分、これが全て設立時の約款の中に折り込まれております。 こういうことを踏まえますと、この施設自体が、その運営だけで利益を上げ、そして施設運営を行っていくというような体質のものではない。町として必要な部分は補填しながら、それを十分に利用しながら、当然、施設自体は町の施設であります。町民一人一人が所有者であるというその原点に返って、その施設の持つ特性を町民にもっと知っていただき、そしてご利用いただき、そして健康増進、特に今度打ち出した部分、これは災害時の避難施設としての部分、改修が終了しました。上を温めるというか、加熱の部分の改修をいたしました。 この中で、72時間、発電が可能な機械を持ち込んだというか、設定いたしました。これで、高齢者、そして大きな災害が予測されるときに考えておることでありますけれども、これから具体的に内容を詰めていこうかと、このように思っておりますが、大きな災害等が予測されるときに、そういうふうな独り暮らしとか大変避難に困難を来すような方がいらっしゃる場合は、もう事前に湯遊ランドに行っていただいて、そこで避難生活と申しますか、避難をしていただくような、そういう大きな部分、重要な部分も担ってもらおうと、そういうふうな施設として、大きな何本かの柱に上に立った施設として私はこれから進めていきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 今、町長が言うとおり、経営だけではないし、町民の癒やしであり健康増進施設への転換とか、町の施設であって単に経営だけを見ているものじゃないということなんですが、この湯遊ランドに対する税金の投入ですよ。総額幾ら最近3年ぐらいで投入していると思いますか。まず、委託料で2,500万円、昨年からですかね。それから、修繕費に1億円以上、国の補助金がどのぐらい使われたか知りませんが投入して、また今年度も修繕費がまだかかります。ずっとその税金を投入し続けているような状態であるんですが、これ、際限なく町長は税金投入しても湯遊ランドを維持すべきだと、そういうふうに思っているのかどうかお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 たまたま23年ということで経年劣化と申しますか、配管等々含め設備が全て交換時期と申しますか、要するにもう使用に耐えない状況になってきておるということで、今、お金がかかっております。これは、この施設の再生のための投下と私は思っております。ましてや、税金の投下と話されますけれども、あの施設自体守っていくことは、この町の先ほど申し上げた大きな柱を担っていただく施設であるという重要性に鑑みて、しっかりとこの後も守っていきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 町長はお金を投入しても守っていくというふうに私は理解しましたが、今回、町長逮捕で有名になりました会津美里町なんですが、あそこは新鶴村と本郷町と会津高田と3町村合併して美里町になったんですが、各町村それぞれ温泉施設を持っていました。しかし、それぞれ全部赤字です、経営が。それで3施設売りに出しましたが、1か所だけ売れました。湯陶里という本郷町のところですか、東北のほうの会社なんですが、全く温泉とか旅館に関係ないような会社が買って、3月から運営を始めるというのがネットで出ていました。 そういうところもあるんですけれども、町長はこの湯遊ランドを守っていくというような今答弁をお聞きしましたが、それでお聞きをいたしますが、私は、コンサルタントで、ちょっと私が知っている人と電話で話をしたことがあります。そのコンサルタント料を聞くときに、我が町の第三セクターの温泉が赤字で困っているんだということで話をしたときに、やあ、これは意識改革だよ、君。現場もそれを支える町側も全部意識を改革しなかったら絶対黒字にはならないよと。電話ですからそんなに詳しくは言わないですが、意識改革だからねと、こういうふうに私言われたんですよね。 現場と町当局が全部、現場にお任せだというのは私はどうかと思っているんです。監督する管理側の町も湯遊ランドの現場に行って、現状、実態、どのようなんだか理解、把握する必要があると思っているんですね。ただ経営をちゃんとやれと、ただ叱咤激励するだけ、監査に行って金銭を監査するだけ、そういうことだけの町側では意思疎通もあまりよくないし、あまりいい結果は出ないと私は思っています。 ですから、町側も現場にそれだけの思いが町長にあって、湯遊ランドを守っていきたいというのであれば、私が前に思い出すのは、助役だった人が行ってやっていたと。責任者になってやっていたと思うんですが、夕方、宴会に行くと配膳台を押して歩いて、当時の助役さんですね、姿が今でも目に浮かびます。本当に配膳やっていました。ですから、私の質問、意見として、副町長さんどのぐらい忙しいか私分からないんですが、3時に業務を終えて3時からは湯遊ランドに行くと。そうやって現場と町側のつなぎ役になり、実態、営業の内容を知ってよい方向に持っていくべきだと、こういうふうに思うんですが、お考えをお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 以前にお話をさせていただきました。私、湯遊ランドの経営に関わると申しますか、携わって今年で5年目に入るわけであります。当初の1年、これは黙って見ておりました、どんなものか。2年目、半分ですね、これもその流れの中で。ただ、その後しっかりと、ああ、これでは駄目だと、まず食べ物をよくしなきゃ駄目だと。原価上がってもいい、食べ物をよくしてください、そこから始まり、そしてその施設の大切さ、これは働いている方にしっかりとお話をさせていただきました。こういうふうなことで町としての担っている部分、この施設の担っている部分というのはこういうものがあるんですよと。少しずつですけれども働いている方の意識も変わってまいりました。 その功もあって、しっかりとかかる経費の節約、これが進みました。千万円単位で節約を進めてくれました。みんながしっかりこの施設を守っていこうと、働いている方がそういう意識の中に、そういう舞台に上がってきてくれたなと。その状態のときに、この後、今年はとんとんまでいくなというふうな目算も、先ほど議員おっしゃったように、私は収支計算書を見ておりましたからいけるねと思った瞬間に、台風19号、これでまずボディーブロー、その後、コロナウイルス禍ということで、お客さんの激減ということで今の現況があります。 ただ、今の状態、この状態でただ頭を抱えて下を見ておったんでは、この後、このコロナウイルス禍、永久に続くとは思っておりません。これが改善されたときにいち早く上に向かってと申しますか、意識向上のための施策がしっかりと出来上がっていればすぐにでも回復基調に入っていくだろうと、こういうふうな考えで施設の改修、そしてコンサルタントの助言、これを進めておるところであります。ただただ座して見ておるわけではございません。この先を見据えてやっておるつもりです。 どうぞ、議員、現場へ行って見てやってください、みんなの目を。しっかりと真剣なまなざしで仕事に従事しております。私は、時間が許す限り出かけております。個人的に出かけて声もかけております。本当に一生懸命な気持ちだけはひしひしと伝わってきます。あの施設は、決してこの後衰退していくようなことはなく、しっかりと上向きになってくれるものと信じております。 以上であります。     〔「副町長の答弁を」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) ちょっと時間を延長します。2分。 ◎町長(宮田秀利君) 漏れました。 副町長を出す気は全くございません。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 経費の節減努力をしているというのは、私も行っていますから、時々お湯に入りに行っていますので、そういったことは承知をしております。料理を改善するんであれば、私の考えだったらまず器から変えなきゃならないかなと思っていますが、GоTоトラベルも6月までは恐らく再開しないだろうということで、本年度も新年度もまず厳しい状態が続くと思われますので、しっかりとお願いをして、私の一般質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、10番、鈴木茂君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後2時07分               再開 午後2時20分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △下重義人君 ○議長(割貝寿一君) 次に、6番、下重義人君、登壇願います。 持ち時間は3時20分までです。 下重義人君。     〔6番 下重義人君登壇〕 ◆6番(下重義人君) 6番議員、下重義人です。 質問を行う前に、昨日3月11日で東日本大震災が発生してから10年がたち、いまだ避難箇所から帰還できない方々、たくさんおられます。その中でも、戻りたくても戻れない帰還困難区域に住んでいた方々、そして避難先で定住された方々と、大変な苦悩を乗り越え日々の生活を送っていると思います。また、そのときの東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を祈り、二度とこのような災害が起こらないことを願いたいものです。 それでは、通告書に沿って一般質問を行ってまいりたいと思います。 1、令和3年1月に策定された塙町役場庁舎建設基本計画及び役場庁舎改築の内容を聞いていきたいと思います。 (1)平成29年度地方財政対策の中に市町村役場機能緊急保全事業が盛り込まれていたのに、なぜ今なのか、まずはこれをお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この29年当時、これは、建て替えということは頭にございませんでした。改修で進めようということで考えておりました。いろいろ考えてはおったんですね。実際に改修に向けて検討を進める中で、想像以上に多額の経費がかかること、そして、前に全協の中でも説明をいたしましたように、耐震補強、これが大きな課題になりました。 この中で、あくまでも一つの想定と考えてはいますが、今の1階のフロア、この中に耐震壁を南北2か所造らないと駄目だと。結局、今の1階のフロアを完全に3分割するというふうな状況になる可能性が大であると、こういうような説明をいただきました。それでは全く使い物にならなくなってしまうということで、それでは建て替えということで検討を進める、こんな中から出てきた市町村役場機能緊急保全事業、この事業に目を向けたわけであります。 ご承知のように、この事業自体、時限立法というんですか、ある一定の期間、国が起債を認める、かつ財政的な助成をするというような、地方自治体、特に役場改修に向けての計画を進めている市町村にとっては大変ありがたい計画でありました。これを知るところとなったわけであります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) その説明は何度かお聞きしていましたが、これは、平成28年に発生した熊本地震により、行政の中枢拠点であり、災害対策の本部となるべき庁舎に甚大な被害が発生し、その持つべき機能が発揮できなかったことを受け、改めて庁舎の耐震化の必要があると確認され、そのときに、その政策の中にそういう機能の事業が新たに盛り込まれたということで、これ、28年頃にそういう事業が盛り込まれたのになぜ今なのかと私はすごく思うところであります。 この耐用年数というのもかなり、役場庁舎はその当時から騒がれていたと思うし、私は平成30年12月の定例議会の中で一般質問しましたが、そのときから心配していました、なぜ今なのかと。できればその当時の頃から計画していればこういう事態にならない。要は、町民の方が本当に理解していないのではないかと私は思います。 新庁舎建設に向けて、説明がこの前、広報はなわ3月号に掲載されていたのを私も見ましたが、町民の皆様のご理解を得られていると思うか町長に伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この後、基本設計に入っていくということであります。そしてその次の段に入っていくわけでありますが、その中で、いかにこの事業を利用して庁舎を改築するというふうなことが、町にとって、町民にとっての利益になるかという部分、これをしっかりと説明してまいりたいと、このように思っております。 ただお金がかかるということであれば、ご承知のようにこの建物、国土交通省等で持っておる考え方としては、RCの建物は耐用年数47年というふうな打ち出しがございます。ただ、マンション等の細かく仕切ってある建物に関しては60年というような目算もあるようでありますが、50年が目安であると。そうすると、最大限考えてもあと10年以内には建て替えなければならない。建て替えるためには、今度提示した金額が、今度の計画で議員各位にお示しをしました数字が表面に上がってくるわけです。このお金を用意しなければならないということになります。これが果たして現実的なものかどうか。 これは、10年で約10億円の金が必要であるということで1年に1億円の基金積立て、これが必要になってきます。この1億円の金を積むためには、大ざっぱな考え方ですけれども、この町の財政構造上、約5億円強の事業を切り捨てなければならない。これを切り捨てて1億円ずつ積んでいくというふうな段になる。5億円の事業を切り捨てるということがどういうことかちょっと想像もつかない思いではおるんですが、これを果たして10年間、町民の皆さんが受け止めてくれるかどうか、私はそのほうが心配です。今この事業から足を踏み外すことで町民にかかるその不利益、これは莫大なものになるだろう、町自体の存続も決して安堵できるものではないと、このように思っております。 今度の事業計画は、これからの塙町の再生、そしてしっかりとこの町を守っていく、町民を守っていくという行政の意思表示だと私は思っております。その辺をしっかりと町民に説明していきたいと。それはあくまでも数字的なものの羅列になってしまうでしょうけれども、一番、町民にとって利益がある方法であると、私はこのように解しております。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) だからこそ、早めにやはり周知して計画を立てて、時間を取って、大変な事業でもありますので、あまりにも時間が短過ぎるんじゃないかなと。もっと早めに計画を立てれば、時間をかけてもちろんやらなくちゃならない事業だと思います。それにはやはりそのタイミングというのがちょっと遅過ぎたんじゃないかなと。これからなお一層、皆さんのご理解を得られるようにお願いしたいものですけれども、これ、一括して説明に入っていっちゃいますので、(2)ですね。 2月13日土曜日、先月、深夜午後11時8分頃にまた震度4ないし5クラスの地震が発生し、翌日の日曜日に役場庁舎の状況を見に来ました。本庁舎の建物の大部分で、壁のひび割れからコンクリートの破片が多数落ちていたのが見受けられました。 そこで、町長は、翌日の14日日曜日に町内の被害状況及び庁舎の状況を見に来たのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 当日、夜、庁舎に出向いております。そして、次の日も歩いて見ております。ただ、ほぼ被害の報告がなかったものですから、つぶさな視察等々、その足運びはいたしておりません。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 大きい被害というのはなかったですね、この町内でも。私は午前中来たときに、総務課長と議会事務局の局長がたまたまいましたので3人で庁舎の中を見て回ったんですが、もちろんこの議場も見に来たんですが、この赤いじゅうたんが真っ白になりまして、ちょうど私の後ろにいる3番、4番の席ですね、この辺がかなり真っ白な状態で、ひどい状態だったのを見てきました。その観点から、やはりある程度、年月が過ぎた庁舎なのかなと強く感じました。 その庁舎に附随して、この役場庁舎建て替え計画が進んでいく中で、役場の駐車場周辺にある建物、トイレ、そして第一分団第3班の元屯所、白信のATMの建物、そして役場庁舎独自の信号機。あの信号機は、全国で見ても、役場の庁舎の出入りに信号機があるというのはなかなか珍しいことなのかなと思いますけれども、この辺の建物の計画はどのように進めていくか考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 庁舎については担当課長より説明をいたさせますが、今、議員のお話の信号機の話でありますが、これは、公安委員会のほうでは外したいという話はしております。ただ、ここから出入りしている高齢者等々のことを考えると大変危険だなという思いもありまして、今のところ、それはあえてそのまま保全しているという状況ではありますが、詳細については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 議員さんの、諸施設といいますか、本庁舎以外の施設についての考え方というおただしですが、基本的に現在、プロポーザルで設計業者の選定の作業を進めているところでございます。プロポーザルですので、あくまで業者の考え方等を聞いて選ぶということなものですから、設計案についての評価とかではありませんので、具体的には、決まった業者さんと基本設計等の協議をしていく中で配置等についても決まっていくのかなというふうに思います。 そういう意味では、南側の車庫とかトイレという部分についてどういうふうになっていくかというのは、今の時点では、役場庁舎の基本計画の中では、あそこは手をつけないような方向で策定はしておりますけれども、設計事務所との協議の中、あとはその基本計画の中に皆さんからのご意見等をいただきながら、内容については、もしかすると変わる可能性もあるのかなというふうには認識しておりますが、現時点では今の状態でいくと。 信号については、町長が申し上げましたとおり、公安委員会のほうからは撤去したい旨の話は来ております。本来、敷地から出るところに信号というのは通常ないというのが公安委員会の考えということなものですから、ただ、今まで慣れてきている部分もあるので、できれば残してほしいという要望はしておりますが、公安のほうでは撤去というような考えでいるという連絡だけはいただいております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 安全面を考えれば、公安のほうでは撤去したいと言われても、あそこで信号機なければ、やはり役場には高齢者の方もいるし、いろんな方が出入りすると思いますので、ぜひとも安全面ではその辺は今のままでいいのかなと思います。 あと、トイレは私は使用したことないんですけれども、あそこのトイレは機能しているのか、それだけちょっとお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 役場の屋外トイレですが、冬期間、凍結の関係で、破損防止のために冬期間は水道を止めていますので、使用はできないような形で制限をしております。ただ、これから4月から、凍結にならない11月、12月近くまでは使えるような形で、最近は道の駅ができたので利用頻度とすれば知っている人という形でしたが、道の駅等ができる以前は、よく観光バス等が止まって利用していたという状況はあります。ただ、その頃から比べれば減ってはいますけれども、使っていないということではないです。清掃に入って一応きれいにしながら、使えるようにいつもしているという状況であります。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 議場ですから、あまりトイレの話で聞くより自分が行って調べてくればいいことだったんですけれども。 (3)市町村役場機能緊急保全事業を活用する際、多額の費用の返済計画を立てているのかです。 これ、私などはやはり、こういう多額の車とか農機具等々、家とか住宅など含めて高額な建物を自分のものにする、求めるときには、返済計画をまず立ててから購入するか断念するか決めるのが筋だと思いますけれども、この返済計画はどのように立てているのか伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細については担当課長より説明をいたさせますが、先ほどお話をさせていただきました事業計画、これは、返済を分割してできる、それから財政的な支援をいただけるという、大変、町にとってありがたい制度であるというお話はさせていただきました。これを取りやめると申しますか、これを取り入れないでやった場合は、10年間で10億円程度の金を用意するためにしっかりと町の事業を圧縮して、町の財政構造上、1億円あれば5億円、6億円の事業ができるという構造的なものもございます。この5億円、6億円の仕事、これを10年間圧縮した状態で、町民が果たしてその状況に耐えられるかどうかという部分もあります。 ただ、この財政的なもの、これを一番私は考えた上でこの制度を採用すべきと、このように判断しました。これは、分割で支払いができる、そしてなおかつ財政的助成をいただけるという、大変、町にとっては有利な条件の中で庁舎改築ができる。これはひとえに、先ほど議員お話しされたように、熊本地震での庁舎の崩壊、これは大変な混乱を招いたということがあって、国のほうで一定の基準、たまたまこの庁舎はその基準に合致したということで、その制度が使えるということもございます。その一定の基準の中で認められる制度でありますので、これを利用しない手はない、まず、そういうことで進めておるところであります。 詳細については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) それでは、返済計画の考え方ということですが、基本的に起債事業といいますか、起債を借りるという形で進める場合ですが、予算でご説明申し上げているように、据置期間を最大5年以内、償還の期限につきましても30年以内という起債でご説明申し上げております。借入れのときに最終的に据置期間を5年とか3年とかという部分にしたり、財政状況に応じて償還を12年にしたり、15年にしたり、20年にしたりというような形になっております。 ただ、今回のこの事業、費用的には大きいということで、最大の30年償還というふうな形で考えていくことになろうかなというふうには思っております。本当に概算の部分でありますが、起債として借り入れるとすれば約13億2,000万円ぐらいが借りられる金額かなというふうに思っております。それを30年の償還でやっていきますと、大体、年約5,000万円ぐらいの返済になろうかなというふうに思います。本当に概算です。その中で、償還するときに約1,000万円ぐらいは国からの措置として補填されるので、手出しは4,000万円ぐらいという形にはなろうかと思います。そういう意味では、4,000万円を30年積み立ててお金をつくっていく、そして新しく建てるというよりは、先に借りてやったほうが負担も少ないしということになろうかと思います。 いずれにしても、庁舎は何らかの対応をしなくちゃならないと。今回見送って建て替えは先にしましょうとなったときに、20年先になるとすれば5,000万円むずつ20年積まなくちゃいけないと。それが、ほかのを借りれば30年間の積立期間と同じように長く見られるという部分で考えれば、30年持たせるよりは今やって、30年かけて支払っていくというほうが負担が少ないのかなというふうには考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) そうですね、年間四、五千万円の返済というような形になろうとは思うんですけれども、(4)、ここからはちょっと確認を含めて質問してまいりたいと思いますが、塙町個別施設計画で役場本庁舎建て替え等のほかにも計画があるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどの答弁、ちょっと付加してお話をさせていただきます。と申しますのは、返済計画、総務課長お話ししたんですが、その中の返済金額の一部は公共施設整備基金、これを投下することで返済金額をもうちょっと圧縮したいなという思いもありますので、その辺はお含みをいただければと思います。 なお、ご質問は担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) それでは、庁舎以外の個別計画の関係での建て替え等の計画というお話ですが、基本的に庁舎以外の塙町個別施設管理計画等では、町道の舗装とか橋梁、トンネル、あとは小規模構造物、体育施設、林道施設、滞在型交流施設、町営住宅等の個別施設計画というものをそれぞれ作成はしております。これは、平成29年3月策定の塙町公共施設等総合管理計画を基本方針としまして、各施設の利用状況を考慮して計画をつくったものであります。 具体的に役場庁舎以外の建て替えについての計画という部分では、振興計画でも掲上してありますように、消防屯所が予定されています。ちなみに、令和4年度と令和5年度に屯所の建て替えというものが計画としては掲上されております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) この質問をしたのは、急に計画を打ち出されても返済能力にも限度があると思われます。確認を含めて質問をしましたが、はなわこども園が開園して1年もたたない状況下で、塙町役場本庁舎建て替え計画が浮上してきました。この計画を聞いたときには大変驚きましたが、先ほども話しましたが、先月、地震の際の役場の庁舎を見れば、計画もやむを得ないのではないかと強く感じられました。 また、2月1日現在で塙の人口も、生まれたばかりの子供さんから高齢者の人を含めて8,462人もいるこの町の庁舎が老朽化しているのに、建て替えられない町では情けないと強く感じられます。ぜひとも町の皆様の協力と理解を得ながら、耐用年数50年と言わずに100年もつような町庁舎の計画事業に取り組んでもらいたいと思います。 次にいきます。 またこれも一部確認も含めますけれども、まちづくりの最上位計画によって今後策定される第6次長期総合計画が大きく変わっていくのか。先ほどのいろいろと計画もあるかと思いますけれども、どうしてもやはり役場庁舎のほうにウエートが置かれるのではないかなと思います。また、令和2年12月に策定された塙町振興計画の見直しがあるのか伺っていきます。 (1)令和3年度からの第6次計画で、役場本庁舎建て替えの影響で大きく変わっていく計画があるのかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 6次長期総合計画、今年度策定する予定で進めておりました。ただ、新型コロナウイルスの影響により、困難もありまして、次年度へ繰り越して策定を進めていくことといたしております。 総合計画は、アンケートやワークショップで寄せられました町民の皆様のご意見を基に内部で検討を重ねまして、長期総合計画策定審議委員の方々にお諮りしながら策定を進めてまいります。庁舎の建て替えにより、計画に反映させる内容があれば盛り込んでいくべきと、このように考えております。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) (2)にいきます。 令和2年12月に策定された塙町振興計画に関して伺いたいと思いますが、令和2年12月に策定された塙町振興計画の中で、令和3年度の町営住宅集約建て替え建設候補地選定業務が変更されていました。その理由をお聞きしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 議員さんのおただしは、振興計画の中で町営住宅の集約化関係の部分が、振興計画では令和3年度に掲上されているのが上がっていないというようなことでよろしいのかなと思いますが、実はこれは庁舎建設は全然関係ございませんでして、予算編成の中で優先順位的な部分で、策定をするのにはもうちょっと詰める点があるということで、次年度以降に計画をちょっと遅らせていただいたということで、あくまで、その状況としてはそういう理由で遅らせていただいたということでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 庁舎も古いが、各町営住宅もかなり古いと思われます。せめて候補地の選定だけでもできなかったのか、計画に入れなかったのか。これ、町営住宅というのはやはり町が大家さんですよね。そうした場合、ああいう古い町営住宅に住んでいる方が、万が一、震災で何かあったときにはどうなのかなと。かなり古いようで、着手しなくてもいいのかなと。振興計画にのっていましたので、私は今度、予算に入ってくるのかなと思ったんですけれども、入っていなかったものですからちょっと聞いたわけです。 もう一度伺います。どのように変わっていくのか、それとも、全然、今後着手しないのかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) この町営住宅の集約化関係の計画ですが、基本的になくなるということではありません。ただ、令和3年度に計上する部分ではちょっと見送ったという経過はありますが、あくまでも計画については、ある程度、条件等が煮詰まれば補正という考えもありますし、令和4年の当初での計上という部分については、その状況等がある程度整理できた段階で、計画については策定を進めるような形になろうかと思っております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 分かりました。 大きい3番にいきます。 新型コロナ感染症予防に向けて期待を寄せているコロナワクチン接種の準備及び状況を聞く。 これ、皆さん今回も注目の的でございますので、やはり通告にも何人もの議員さんが出していますので、取りあえずコロナワクチン接種はいつから、どのような方法で行うのか。これは、先ほど聞きましたので割愛します。 (2)接種に向けた優先順位を伺う。これも割愛します。 本当はこれ割愛しないで、私聞けば自分で議会報を発行するときに載せられるんですけれども、同じことを書いても町民の皆様は喜ばないと思いますので、質問した方の答弁書を読んでもらいたいと思います。 (3)町民の中でワクチン接種が受けられない方がいるのか。 これ、ちょっときついことを言うかもしれませんけれども、塙町でも、残念ながら先日、町内5例目の新型コロナウイルス感染者が発生しました。これ以上の感染の方が増えないためにもこれを質問しているわけですけれども、まずは、このワクチン接種後の効果はどのくらいあるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その見解等につきましては担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは私のほうから。 厚生労働省のほうから、新型コロナワクチンについて知ってほしいということで、どのような効果があるのかということが出されております。 それで、新型コロナワクチンは発症を防ぐ効果が認められていますということで、今回新たに承認されましたワクチン、いわゆるファイザー製ですね、接種によって95%の有効性で、発熱やせきなどの症状が出ることを防ぐ効果が認められていますということがうたわれております。インフルエンザに例えますと、インフルエンザのワクチンの有効性は約40%から60%ということなので、かなり有効性があるというような形での通知は出ているところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 質問がちょっととんちんかんになって申し訳ないですね。これ、(3)でしたね。 (3)は、ワクチン接種が受けられない方がいるのかということで、これは希望の方ということですね。先ほどの説明の中では希望の方、ですから、受けられない方というより、希望されない方が受けられない方であると思います。ただ、ちょっときついかもしれませんけれども、納税義務を果たしていない方とか介護保険料を納めていない方の取扱いなんかは、これは命に関わるものですから、恐らく私の希望している答弁だと思いますけれども、お聞きします。
    ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) ただいまの納税義務者云々の話でございますが、いわゆる予防接種法で言うワクチンについては、そのような方が除外されるということはございませんで、皆さん受けられるという形になっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) そのとおりですよね。 (4)ワクチン接種によって訴訟問題等の事案が発生した場合のマニュアルとか対応とかそういうのはあるのか。 これ、以前に女性特有のがんに対するワクチン接種で訴訟問題まで至った経緯が、私の記憶によるとあったのではないかなと思います。このような事案が発生した場合の対応、マニュアルなどをお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それではお答えを申し上げます。 まず、予防接種の副反応の部分につきですけれども、健康被害は極めてまれであるというふうに言われておりますが、予防接種法に基づく予防接種を受けられた方には、健康被害が生じた場合、その因果関係を厚生労働大臣が認定したときには、予防接種健康被害救済制度により状況に応じた給付というものがございます。 それで、その窓口は当然、市町村になりますので、市町村に健康被害のあった方が申請をいただいて、厚生労働省に進達をして、いろんな、ただ、外部といいますか、認定審査会等々もありますので、その中で決定になった場合には今度また町に決定が来て、その方に支給をするというようなシステムで対応することになっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) (5)学校教育に携わる先生方及び職員の方々の接種はどのように考えているのか伺いますということですけれども、これは、通告書を出した時点ではまさか町職員の方がなろうとは夢にも思わなかったんですけれども、なってからの質問になるかと思いますけれども、やはりクラスターを避けるためにも優先すべきではないかと、これは最もやはり考えるべきではなかったのかなと。この優先順位ですね、もしある程度計画されている優先順位があるのであれば、今後のことですから答弁もなかなか難しいかもしれませんけれども、お聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは私のほうからお答えします。 まず、優先順位でございますが、先ほど来から医療従事者、高齢者からということで申し上げておりますが、この優先順位につきましては町では変更することはできません。国のほうの説明があった際、全国の各市町村から優先順位について、俗に言うQ&Aのような問合せをしていますけれども、ここの部分については、現段階では国の発表した順序でやってくださいということになっております。 ただ、今後、状況が変わればどうなるか分かりませんが、現段階では、一般接種の方と同じような形でのタイミングで行うようになると思います。ただ、その段階でワクチンが潤沢に確保できる状態になれば、早めにというか、申込みをいただいた段階で、その段階での日にちをある程度考慮するという対応はできるかと思っておりますが、今現在での医療従事者、それから高齢者、基礎疾患を有する方という、そこの順位は変えられないということでご理解をいただければと思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 理解しました。 できればやはりクラスターを、クラスターというのは、先生がなったからというより子供さんだってなればクラスター、集団生活をする学校なんかは特に、とある高校みたいにクラスターに陥る場合もありますから、これはやはり先生ばかりではないと思いますけれども、皆さんのマスク着用と手洗いはやはり徹底すべきではないかなと思います。自分の身は自分で守るということを最優先で行ってもらいたいと思います。 (6)頻繁に起こる災害において、マイナス75度での保存管理が求められているワクチン管理の状況を伺うですけれども、ワクチンが町に郵送されてくると思いますけれども、今後、災害時の際に電源供給が困難になった場合、要するにそれを冷凍保存というんですか、マイナス75度で保存しなくちゃならないというと、やはり電源が落ちた場合、このような対策は考えているのかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、非常災害ということで電源の部分でございますけれども、75度以下のディープフリーザーという冷凍庫になるんですが、塙町では防災センターに設置をするように決めております。防災センターの中には非常電源装置がございまして、ディーゼル軽油が満タンの状態ですと68時間対応できるということになっておりますので、そこの部分での対応ということで停電時の対応はできるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 安心しました。その辺はやはり心配していましたので、メルトダウンでなくてもやはり心配するところだと思います。 大きい4番にいきます。 県は新年度も米余りによる米価の大幅な下落が懸念される中、町はどのように考えていくのか。これ、前回の12月議会でも質問しましたけれども、再度伺います。また、耕作放棄されている畑の対応に関して伺います。 これは再度伺うということですけれども、今年の2月のマスコミ報道によると、本県は20年度産実績より、なお一層の食用米からの転換を進めているという報道がありました。去年の実績よりなお一層の実績ですから、令和3年度はそれ以上の何らかの対応をしなくちゃならないから、町の支援があるのか、町の考えを再度伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ご指摘の主食用米ですか、これは日本全体のことではあるんですが、人口減少による需要の減少、そしてコロナ禍による急激な需要の減少、こういうことで令和3年度の米の値段、これはさらなる下落が予想されます。 飼料米に転換するよう進めておる状況下ではありますが、塙町の米は特に、私の実感で申し上げてなんなんですけれども、今年の米、すごくうまいんですね。出来がいいというんですか、本当にどのご飯食べてもおいしいなと思うように、出来のいい米がたくさんあります。それを裏づけるかのように、特A米と言ったんですかね、間違ったら申し訳ないんですけれども、全国で1位に福島県がなったというような報道もございまして、本当にもったいない状況下であると、このように思います。 以前にもお話ししましたように、この米、個々の町としての売り先ということで努力は重ねてまいりましたが、このコロナ禍の中でのつまづきと申しますか、停滞と申しますか、なかなか前に進んでいかないということもあって、なかなかその解決策が見いだせない部分でもありますけれども、町としても、座して目の前を通過するのを見ているわけではないということだけは分かっていただければと思います。この状況が好転すれば、外食用米として直接販売する等々、それから国外への輸出等、できる限りの手当ては尽くしていきたいと、このようには考えておるところであります。 なお、詳細については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 下重議員さんのご質問にお答えいたします。 12月の一般質問でもお答えしましたが、県は、令和3年度主食用米の生産数量目標の目安を示しました。塙町においては、本年度の実績面積444ヘクタールから22ヘクタール削減した422ヘクタールが目安となっております。また、令和3年産米の価格についても、本年度より60キロ当たり1,000円から1,500円程度、低下するのではないかというような予測がされております。 昨年度においては、何とか20ヘクタールということで削減をしたわけなんですが、先ほど申し上げましたように、今年もまた米の価格が下がってしまうということが予測されております。そういった中では、やはり飼料用米への転換推進を図ってまいるというところしか今のところお答えがなかなかできません。 飼料用米を生産した場合の交付金でございますが、標準的な収量の場合、戦略作物助成が10アール当たり単価8万円、国産地交付金が1万2,000円、県交付金が2,500円交付され、合計で10アール当たり単価9万4,500円となります。ここに町産地交付金が上乗せされまして、令和2年産米は、追加配分もあり、上限単価8,000円を上乗せ交付しております。 令和3年産米においては、さらに転換推進を図る必要があるため、国に対し、この町産地交付金の増額の働きかけを行っております。額の確定は8月頃になってしまうんですけれども、こちらの働きかけを行っているということでございます。 それと、令和3年の飼料用米作付面積ですが、JAさんや集荷業者へ現在の聞き取りをした結果、新たに21ヘクタール、現時点では作付希望がありました。ほぼ目安に達するというような数量ではございますが、しかしながら、令和2年までに取り組んだ農地は、圃場が小さく日照時間が短いなど、条件の悪い中山間地域が多く収量が少ないため、飼料用米に転換したメリットが感じられず、主食用米に揺れ戻りする可能性も含んでございます。 そういったこともありますが、今後も、農家の皆様のご理解が得られますように丁寧な説明とPRを重ねながら、農家の安定収入確保に取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 今までの主食用米、面積の10%以上転換するか、これマスコミに載っていましたけれども、転換するか、飼料用米もしくは加工用米、麦・大豆など米生産者の所得確保につながる対策として進めているのが現状でございます。農業者の継続のためにも新たな支援策をお願いしまして、(2)にいきます。 最後の質問になります。 耕作放棄地、畑の今後の在り方に関して伺いたいと思いますが、この耕作放棄地は、普通、耕作放棄地というと田んぼと思われがちなんですが、農家の皆さんが年を追うごとに耕作放棄された畑が見受けられたのをきっかけに、先月19日に団体職員の方と私と二人で、茨城県の常陸のほうにある大宮、あと、ひたちなか市のJA常陸奥久慈枝物部会の状況を見学してきました。 もちろんアポなしでは行かなかったんですけれども、電話したら、どうぞぜひとも見てくださいということで行ってきたんですけれども、そこで、町長の施政方針でこの前述べた中に新たに花卉として桜の栽培に取り組むとありましたので、どのように取り組むのか伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 桜の木を植えて花木として産出、これは当然、先ほどお話をいたしましたように、田んぼの耕作面積がどんどん減っていく、それから野菜の収穫量も減っていく、これは人口減という根本的な原因もございます。その中にあってもやはりしっかり生活していかなければならないということであれば、その減収量に合わせた米の生産、野菜の生産、これは、引き続いていただけるような町としての応援はしっかりとしていく。 ただ、その中で利用ができなくなったと申しますか、その過剰な部分である畑・田んぼ、これに桜の木を植えることで、3年ほどで収穫できるというような話も説明としては聞いておるんですが、これで米、野菜を作って、不足の分を多少なりとも追加していくと申しますか、お金にして生活費に充てられるような状況、これをつくっていきたいなと、このように思っております。 私は、豪語して2万本は植えたいと、このような話もさせていただいておりますが、現実的かどうかというのはこれはまた別物でありますが、将来的にその木が町全体に植え付けられたときには、桜の町として売り出すこともまた面白みもあるだろうと、こんなもくろみもございまして、これからはしっかり、その地域で荒れている耕作放棄地として、遊休農地等々に桜の木を植えることで農家の活性化を図れればと思っております。 そして、新年度予算にはこの苗木代を計上させていただいております。この苗木を皆さんに提供することでそのきっかけをつくってもらえればなということもありますので、これからの取組はしっかりとした形で取り組んでいきたいと、このように思っておりますし、その下ごしらえも進めておるところでございます。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) この耕作放棄地の打開策として、やはりこのままでは畑は荒れる一方でもあるし、もう草だらけになっちゃって、やがて元に戻らないような状態になるおそれがあると思います。花木苗木購入補助金として、今、町長が言ったように50万円の予算が組み込まれていました。町長の本気度が分かりましたので、少しでも耕作放棄された畑の解消につながりますよう、今後ともまたそういう補助金等々で後押し願えればとお願いしまして、私、6番議員、下重義人、一般質問を終了します。 ○議長(割貝寿一君) これで、6番、下重義人君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後3時17分               再開 午後3時30分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 本日の会議時間は、議事の都合によってあらかじめ延長します。--------------------------------------- △菊地哲也君 ○議長(割貝寿一君) 次に、2番、菊地哲也君、登壇願います。 持ち時間は4時30分までです。 菊地哲也君。     〔2番 菊地哲也君登壇〕 ◆2番(菊地哲也君) 2番、菊地哲也です。 通告に沿って質問してまいります。 まず、塙町における新型コロナワクチン接種の方法、体制、スケジュール、現況などにつきましては、5番議員、10番議員、6番議員の質問により分かりましたので、割愛させていただきます。 ワクチン接種に関連して、そのほかのことを若干伺ってまいります。 接種は、原則、居住するところで受けるということですが、主に大学生や専門学生が多いと思いますが、塙町に住民票はあるが、学校や仕事で通常は町外や県外にいる方のワクチン接種についてはどのようになるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それではご質問にお答えをいたします。 まず、例外といたしまして、住所地以外で接種できる制度があります。これは、住所地外接種という言葉で言いますけれども、そういう方ができる部分は、単身赴任者であるとか学生さんですね、今質問にあったような方ですけれども、現在住んでいるといいますか、そこの地区の医療機関で接種を受けたい、受けるという市町村に対しまして、住所地外接種希望の申請をしていただくようになります。 そして、そこで申請に対しまして住所地外の、今度、接種届出済証というのがその方に交付されますので、その券と接種券を持ってその地区の、東京なら東京の医療機関に、その住んでいるところに行っていただくということになります。接種券につきましては、あくまで住所地でしか出せませんので、こちらからお送りするというような形になるかと思います。 あと、申請の方法としましては、郵送、それから担当する市町村の窓口、それからウェブという3つの方法で申請をすることになりますので、まず、その受けようとする住んでいるところで申請をしていただいて、住所地外接種届出済証というのを交付していただくというような形で接種が可能となっているところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今伺いましてよく分かりましたが、そうすると、例えば東京都板橋区に子供がいて学校に通っているとした場合に、その手続は板橋区でやるということなんですが、その子供さんにこういう手続をしなくちゃ駄目だよと言うのは、やっぱりこちらからするのか、それとも、東京までは多分来ないと思うので、こちらのほうから案内か何か実家に出すようになるんでしょうか、ちょっと伺います。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) その形でございますが、周知という部分ですかね……     〔「そうです」と言う人あり〕 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) 周知の部分については、最近その届出の申請書と済み証の様式が公表されたばかりですので、おいおいそんな形での通知をするようになるかと思います。接種券につきましては、タイミング的なもので、もしその中に入れることが可能であれば入れていきたいというふうには思っております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 新型コロナ感染では、心配な症状がある場合はかかかりつけ医に相談してくださいとか、受付相談センターへ電話をしてくださいと電話番号が記されていまして、そういうように健康福祉課から何度も広報がありました。 そこで、副反応についてですが、例えば接種後、家に帰って体調が悪くなった場合、副反応なのかなととても不安に感じると思います。どのようにすればよいのか、どこに問合せをすればよいのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) 副反応への問合せでございますけれども、塙町の場合は、基本的には塙厚生病院を相談窓口ということで考えております。ただ、かかりつけ医でも結構ですし、お近くの医療機関でも結構です。どこでも結構ですから、相談はかけてもらって結構です。その相談をかけてもらった医療機関で手に負えないとか自分のところではできないという場合には、すぐに別のところに紹介をするというようなシステムといいますか、申合せになっておりますので、最終的にはもう、きちっと対応できるような体制になっていくと思います。 それから、消防署との連携も十分にしておりますので、そんな事態になった場合には消防署との連携もきちっと取ることになっておりますから、そんな体制で進めていくということになっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) ワクチン接種に関連なんですけれども、現状況では接種日程が大きくずれ込むのではないかと思われます。 町の集団健診ですが、昨年は、コロナ対策をしながら9月に福祉会館で行われました。今年も予算説明では福祉会館でやる予定だとお聞きしましたが、時期はいつ頃予定しているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) お答え申し上げます。 現在の段階ですけれども、9月下旬から実施する予定となっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) それでは次の質問に移りたいと思います。 「家でも学校でもない子ども第三の居場所」事業ですが、振興計画では令和3年度より計画がされ、今定例会の令和3年度の予算にも建物改修設計業務委託料が入っています。B&G財団とはどのように話が進んでいるのか、現時点での状況について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 現況ということでありますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(金澤祐介君) それでは、財団との現在の状況でございますが、本年2月末に、2021年度、令和3年度の募集要項が届いたところでございます。それで、今月3月2日に事業説明会がオンラインで開催されました。 まず、事業名が「家でも学校でもない第三の居場所」から「子ども第三の居場所」という名称に変更されております。 これまでB&G財団と日本財団が連携して、2018年度より、全国の14自治体15か所に第三の居場所を整備し支援を行っております。この居場所を全国500か所に設置を目指しており、2021年度、令和3年度は30か所の設置の募集が今回ございます。この助成事業を受けて当町にも第三の居場所を設置したいと考えております。 まず、3月31日までに設置意思確認書を提出して、4月から5月に現地調査があり、現地調査に基づく1次審査がございます。その後、助成申請書の手続、実施設計図書の提出を経て、本年11月に正式決定、助成契約の運びとなります。現在は、設置意思確認書の整理を行っているところでございます。 今回、当初予算には設計の予算を200万円計上しております。これにつきましては、今回、一般財源で充てておりますけれども、助成が決定した時点で、その6か月前から発注したものに対しては助成の対象とするということになっておりますので、設計につきましても財団からの助成の範囲内でできることになると思います。また、助成が決定した時点で、改修工事費のほうは補正予算で計上したいと考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) まだ決定はしていないということで、今後、申請とか出していくということなんですが、まず、どのような考えでこの事業を立ち上げようと思われたのか、あるいはどのような方向に持っていこうとするのか順に伺ってまいりたいと思います。 まず、今日、全国の子供たちの7人に1人が相対的貧困の環境の中にいるとされています。経済的な理由で目標すら見いだせないという子供たちを負の連鎖から断ち切るために、全国で様々な活動、取組が進んできています。例えばせめて食事だけでも取らせたいとか、人との触れ合いの場をつくるためなど、ボランティアの方が中心となり子ども食堂が次々とできています。塙町にこの子ども第三の居場所をつくるということですが、その大本となる理念、また考え方について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 なぜこの事業を行いたいかと申しますと、全ての子供たちが未来への希望を持ち、これからの社会を生き抜く力を育むことのできる機会と環境を提供する、これは我々大人世代の責任でもあります。しかし、現実には、今、議員おっしゃるように、家庭の抱える困難が複雑・深刻化し、地域のつながりもややもすると希薄になる中で、安心して過ごせる場所がなく、孤立化してしまう子供たちも少なくないというのが現状であります。 B&G財団では、日本財団と連携いたしまして、子供たちが安心して過ごせる環境で、自己肯定感や、人や社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など将来の自立に向けて生き抜く力、これを育むための「子ども第三の居場所」、これを全国に広げる理念に感動いたしました。これは、大会に行って説明を聞いて、何とすばらしい計画だろうというふうな思いを持った記憶がございます。現実に、当町にも就学援助受給児童44名ございます。ぜひこの第三の居場所を設置し、子供たちを支援していきたいと、このように強く思った次第であります。 この居場所に子供たちが集うことにより、将来、塙町に残ってくれる、あるいは帰ってきて町の発展に尽力してくれるような子供が育ってくれれば、またそれはプラスの部分と考えております。町全体の力で子供を育てていく、そのような基本理念をしっかりと進めていきたいと、このように思っているところであります。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) すみません、今、44名というのが出たんですけれども、ちょっと聞き取れなかったんですけれども、これは希望者なんですか、それとも就学支援を受けている子ということなんでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) すみません、何か発音が悪いみたいです。就学援助受給児童です。これは、町の助成をいただかないと就学が難しいという子供たちですが、そういうことであります。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) そうすると、アンケートを取ったと聞いていますが、利用希望者はどのくらいいるとアンケートではあったんでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 以前にこの子ども食堂、これを町で始めたらどのぐらいの方が希望するのかというアンケートは取ってあります。数字については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(金澤祐介君) 以前、今から約2年前になります。健康福祉課のほうで計画を立てるときにアンケートを取っております。その中に第三の居場所の希望調査も入れております。そのときは、約40名の方が希望したいというアンケートがございました。ただ、今現在は、2年たっておりますので、若干変わってきているとは思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 現在、町では、今お話しにあった経済的理由による就学困難な児童生徒を援助しています。今、44名だったんですけれども、私が調べた令和元年度の決算、それでは小学生が50名、中学生が33名、就学支援を受けているということです。今、アンケートでも40名あったということなんですが、子供たちの困難さは様々で、その度合い、置かれている環境も違うと思います。 そこで、例えば食事が思うように取れないとか、また、保護者が育児放棄をしているとか、そういう家庭もあるかもしれません。また、勉強が遅れているとか、あと学校になかなかなじめないとか、そういういろんな困難さを持った子供たちがいると思います。また他方、子供から高齢者の方までの多世代の交流を目的としたコミュニティーモデルを目指すというところもあると思います。この子ども第三の居場所は、誰の、どこに重点を置くのか、どのような困難な子供の手助けをしようとするのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今のご質問でありますが、これはいろんな条件、しっかりと整理した上でその体制はつくっていかなければならないというふうには考えておりますが、ある程度の資料を持っておるということでありますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(金澤祐介君) ただいまの質問でございますけれども、ひとまず子ども第三の居場所につきましては、基本的には、食事や家庭の事情が困難な子供たちを中心に希望を取りまして受入れをしたいと思いますが、食事が困難でなくても、学童保育とかございますが、そちらに現在100名近くいますけれども、終わった後に子ども第三の居場所にも来たいという希望があれば、そちらの子供たちも受け入れていきたいとは考えております。 基本的には各家庭で困難な方を最初に説明しまして、その後、全体的に募集もしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今、学童保育の話が出ましたが、町では学校給食の無償提供を多額の予算をつけて行っています。また、現在行っている放課後の学童保育、これも家庭への立派な支援だと思います。もしこの子ども第三の居場所ができるとするならば、この放課後の学童保育との関係、これはどのようになっていくのかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) それではお答えをいたします。 この塙町放課後児童健全育成事業、いわゆる放課後児童クラブでございますが、これにつきましては、児童福祉法に定める放課後児童健全育成事業として設置しております。基本的に、この事業、放課後ということでございますので、学校が終わってから6時までの時間を設定して実施しております。 今回のこの第三の居場所につきましては、やはりそこに行きたいという子供がいればそちらのほうに行って、6時以降の手助けをするとか、そういったことができるのかなというふうには感じております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) その規模にもよると思うんですけれども、小さい話と言われればそうなんですけれども、よく言われることは、田舎で子ども食堂をやるのは難しいと。何でかというと、やっぱり子供さん、親御さんが出入りするのに世間の目があるということで、よくいろんな報道番組でやっているんですけれども、そういった田舎特有の感情といいますか、そういうのはどのようにお考えになっているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) お答えをいたします。 確かに、議員ご指摘の世間体というのは、一番大きなネックになってくるかと思われます。しかしながら、学童保育と、それから、さらに働きたいということで夜遅くまで働いているご家庭もございますし、学童保育の時間の延長についてもご要望のあるところでございます。したがって、そういった方々のニーズも含めまして、最初はそういった世間体も考えて希望される方は少ないかと思いますけれども、やはりそこで培った家庭への支援というのが少しでも浸透していけば、徐々にそれを利用していただける方が増えてくるものと考えております。 したがって、あくまでも子供たちが安心して、お母さんやお父さんがお迎えに来るまでしっかり預かって、家庭への支援をしていくんだということを理解していただけるように、PRも含めましてやっていきたいなと思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 開設3年間は財団から資金支援があるというわけですが、振興計画では、1年目が3,000万円、2年目が2,000万円、3年目も2,000万円と多額な資金支援を見込んでいますが、その後の財団からの資金支援がなくなってからの、それ以降の運営資金はどのように考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど申し上げましたとおり、名前も変わったんですが、その支援内容も多少変わってまいりました。と申しますのは、実際に運営しておる現場での実態に沿った形での支援ということになってきておるようであります。当初の施設設置のため、3,000万円から5,000万円のお金を助成していただける。その後は、コースが2つあるんですが、町として今想定しておるのは月額60万円から80万円の支援をいただく。これは、フルタイムの施設長といいますか、この方が1人、それからパートの方が2人という3人体制でその施設を運営する、その基金援助として月額60万円から80万円、これを3年間続けるということであります。 その後のことでありますが、この3年の間にしっかりとした体制をつくっていく。これは、企業等の支援なんかもぜひお願いするなど、多岐にわたってお金を集める手段を考えていくべきだろうと思いますし、町といたしましても、当然それに見合った分のお金の支援はしていきたいと、このようにも思っております。決して、後世と申しますか、長い間にわたって町の負担になるようなことのないような、しっかりとした組織づくりはされるべきだろうと。実際、子供たちも七、八人から20人程度というような、これは大ざっぱな数字なんでありますが、そういうふうな内容で取り組んでいこうかということでやっております。 ただ、その後、また大きなレベルになるともっと支援金が増える、人が増えて規模が大きくなれば月額も増えるというような条件もあるようでありますので、これは、最初にあまり欲張らないで、こじんまりとしっかりとした形をつくり上げるということに徹したいなと、このようには考えております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 令和3年度予算で子ども第三の居場所事業で建物改修設計業務委託料として200万円ついていますが、この予定の場所は決まっているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 昨年度、予算計上する前は3,000万円というふうな数字が最初にあったわけでありますが、今は3,000万円から5,000万円ということで、5,000万円のお金があれば、あらかたの新築も可能だということであれば選択肢は多岐にわたってくるだろうと、このように思っております。改修も含め、新築も含めた形で計画が進められればと、このようには思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) そうすると、具体的にはこれからということでよろしいんでしょうか。 それで、今お話聞くと、3,000万円とか5,000万円とか何かびっくりするような金額が出てくるので、聞いていてもなかなか実感が湧いてこないんですが、この子ども第三の居場所、子ども食堂というのは小ぢんまりと、そしてボランティア主体のようなものでやっているんですけれども、この第三の居場所は、ある程度規模が大きくて運営費もかなりな額だと思います。第三の居場所、また、子ども食堂のようなものは必要だとは思います。しかし、せっかく子供のために始まったのに、例えば10年たったら子供は来ない、人は集まらない、費用はかかるといって、町のお荷物、負の遺産になるようなことは、絶対にこれは避けなくてはならないと思うんです。 この第三の居場所は、本当に困っている子供さんのために、家庭のために、どのようなものがいいのか、またはどのように使っていくべきなのか、もっと深く考えなければならないと思います。町長へ改めてそのお考えをお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 このお話を始めましたときに、高齢者対策という部分ですか、これも加味しておった話であります。これは、今もその考えは基本的には変えておりません。と申しますのは、その施設、子供たちが放課後、そして夕方に利用するという施設ではありますが、そのほかに昼間、高齢者のお茶飲みのためのサロン等の利用、これもしっかりとその目途に入れていきたいと、このように考えておるところであります。 実際に町の中で高齢者の方に、そういう場所があるとみんなで集まって、少しずつお菓子を持ち寄ってお茶を飲んだりおしゃべりしたりすることできるのにねというようなこともいただいております。ただ、サロンと申します施設はその1点に絞ることなくそういう形で、そして、料理を作るとなると女性というイメージになっちゃうんですが、男の高齢者の方には囲碁・将棋だったり書道とかいろいろ教えてもらう、そういうふうな触れ合いの場所にできればと、こういうふうな思いもございます。 高い理想であると、このようには思っておるんですが、やはりそういうものをしっかりと構築していくことも行政としての大きな役目ではないかなと、このように思っておるところであります。大変広い意味で多様に利用できる施設にできればと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) いろいろ構想はあると思いますが、先ほど言ったように、せっかく造ったのに誰も近寄らないような建物にならないように、今後も強い関心を持って見ていきたいと思います。 次に移らせていただきます。 新年度、防災マップが新しく作られるということですが、現在、塙町では、土砂災害危険区域のマップ、そして水害浸水地域に関しては洪水ハザードマップ、そのほか、ため池マップなどがありますが、どのマップをどのように新しくする予定なのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 防災マップにつきましては令和3年度予算で作成を計画しております。詳細につきましては担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) ご質問にお答えしたいと思います。 町長説明のとおり、防災マップにつきましては、令和3年度予算に計上させていただいております。現在のマップはA1型、両面印刷となっておりますが、今回の計画では、大きさはB4判、見開きの冊子型になります。4,000冊を予定しております。これから県より公表されます想定最大規模の降雨に対する洪水浸水想定区域図を基本として、作成する予定をしております。 お尋ねの土砂ハザード情報、あと洪水ハザード情報、あと、ため池マップなども含めて、町の全図を10分割したものをそれに表示していきたいというふうに考えてございます。
    ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 先日、その福島県の新しい洪水浸水想定区域図が出されました。町長もそれをご覧になったと思いますが、どのような感想を持たれたのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) あくまでも地図上の想定でありますから、なかなか現実的なものとして目の前に浮かばせるというのは難しいところがありますけれども、台風19号、あの状況を現実に見ておりますので、この町に限って考えるに当たっては、やはりもっとしっかりとした計画を立てるべき、このように思っております。 特に、こういう状況下でありますから消防団の力を、最大限協力をいただきまして、しっかりとした避難経路等、そして計画等を策定した上で、何度かシミュレーション等、それから机上訓練等を重ねながら、実際の災害時には慌てることなく冷静に対応する、しかも、最大限被災を減少させると申しますか、少なくするというような、そういう計画を立てられればと思っております。 これは、しっかりとこの新しい防災マップの中に組み込んでいくことも考えなければならないと、このように思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 塙町の現在の洪水マップの想定降水量は、40年に一度の降雨で174ミリとなっていますが、今度更新するマップはどのような想定、条件を前提としているのか。新しい県の洪水浸水想定区域図と同じくするのか、また、塙町独自の想定を考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細については担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) ご質問にお答えしたいと思います。 先日、事前報告ということで報告しましたが、1,000分の1、100分の1といいますか、それについては、どちらを採用するかについては製作会社と相談して決めていきたいというふうに考えます。想定最大のものを公表するということが法律で決まるということなものですから、1,000分の1の赤いものですね、多分、5メートル以上、10メートル以上という赤く表示されたもの、それを公表する必要が出てくると思いますので、それになるかと思います。 ですから、まず、消防団が想定しているものもそこに含まれてくるのかなというふうに思われます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) そうすると、これ1,000分の1ということで、私たちもびっくりしたんですけれども、1,000年に一度の3日間で616ミリですか、例えば役場だったら5メートル浸水するという、その想定を基にするということなんでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) はい、そのものでの公表になるかと思います。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 現在の洪水マップは、堤防の決壊、越水となっており、被害の違いこそあれ、各地区で懸案となっています内水氾濫は今のマップでは除外されています。内水氾濫は避難経路などにも関わってくる場合もあるかもしれませんが、この内水氾濫に関しては新しいマップではどのように考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) 内水氾濫については、今回の県の公表の中には入っていないということでございますが、滞水区域に想定される場所については全てが5メートル以上というふうに想定されていますので、それは内水氾濫がそれ以上起こらないというふうな考えの基、この公表になるかと思います。ですから、赤で公表になるという予定でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 台風19号のとき、塙町でも大変な被害が出ました。そのときの被害情報が町当局にはあると思います。また、消防団でも各地区の被害危険箇所の調査をしたり、また、町長肝煎りの水害机上訓練をやったりと、積み重ねた情報があると思います。せっかく作るのですから、地元の、そして実際の情報を、現実的にはどうなのかということですが、少しでも入れることができればと思いますが、いかがでしょうか、伺います。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) 消防団各班による災害危険箇所の19号のときの被害箇所ですね、それは消防団各自把握していると思います。本部でも危険箇所として図面に残してあると思いますので、それにつきましては、各消防団員が自分の地元の情報として、防災マップが完成した後、各班ごとに記載して活用していただきたいと。それを防災マップに入れることは今回はできません。 なお、危険箇所としましては、多分、3分団、4分団の中山間のほうが、今回のものは表示されていないと思いますので、そちらは各班で対応していただきたいというふうに考えます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) この作成するマップは色覚障害を持っている方などに配慮した点、例えば福島市の新しいマップは、色を濃くするとか、網掛けとか、けい線などを使っていますが、そういった考えはあるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) カラー印刷になりますので、点線とか色塗りとか、そういうものは深さによって番号が決まっています。ですから、それは決まった番号の色しか使えませんので、色覚障害者用になるかどうかは分かりませんが、点線で危険箇所とか、あとは洪水箇所、土砂災害箇所を実線で表示したりしますので、その注意箇所の表示は、今までありました塙町の防災マップの両面を1枚に合わせたものと考えていただければと思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) では、次の質問に移らせていただきます。 役場庁舎改築についてですが、今月中に設計依頼業者が決まると全員協議会でお聞きしましたが、決まった設計業者からの提案、また基本設計について、町民に説明する場面、機会を考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 何度かそういうふうなお話、そして紙上にも載せていただきましたが、基本設計の中でしっかりと町民のお話を聞きながらということであります。ただ、この庁舎自体は、あくまでも事務を執るという、美術館とかそういう町を象徴するというふうな、町を訴えるような建物ではなく、あくまでも事務的な業務をこなす場所として、華美なものは要らない、それから、できるだけお金はかけたくない、私の考えであります。これで使う材料も、全て特殊材は使わないで汎用材でいい。そして、構造的なものも鉄骨を骨組みにした、こども園の考え方ですか、そして材木、しっかりとした日本一とも言われる製材所があるわけですから、その材料を使った、やっぱりこの町として町を主張できるような建物であればいい、こんなふうに思っておるところであります。 ただ、その使い勝手等々、こういうものがあるといいねというのは、そういうふうな新しい発案、考え方というのは町の方からいただきたい。そして、何よりもこの建物自体は、町の方のための建物という部分を大きく占有したいと、このようにも考えておるところでございます。 詳細について、もう少し中身に突っ込んだ話を担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 庁舎の基本設計・実施設計関係の部分ですが、現在、公募型プロポーザルを実施しております。2月16日に行いました1次審査において選定した企業及び企業体により、今月24日に2次審査を予定しております。その中で優秀なところとの契約という形にはなります。 そうすると、業務につきましては令和3年4月以降から具体的に入っていくという形になりますが、まずは基本設計を進めるという中で町民の皆さん等からご意見等いただいて、いろんな形でその設計を詰めていきたいということで、今回のプロポーザルについては、具体的なプランの選定ではなく、あくまで業者の選定ということで、プランニングについては基本設計を立てる中で進めていくというふうにご理解いただければと思います。その中で皆さんからのご意見等をいただきたいなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) この新庁舎は町の防災の拠点ということですが、先ほども話を出しました新たな県の洪水浸水想定区域図を踏まえますと、先ほど言いました結構な水かさの浸水地域になります。これは、今後の新庁舎改築の在り方、また基本設計をどのように考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 県の今月末に公表となります浸水想定の部分で大体5メートル程度の浸水想定ということで、1,000分の1の確率ということですので、それらに対して万全な形での対応ができるような庁舎になるのかどうかという設計になるかは、設計業者のほうと協議はしなくてはいけないかなというふうには思っておりますが、現状で、もともとのハザードマップ等の対応については十分対応するような庁舎と考えておりましたので、仮に今回の部分、1,000分の1の確率といってもそういうのが想定されるということですので、仮にそれがあったときに庁舎が全然ぬれないというか、そういうような形の建物というのは、多分、難しいだろうなというふうには思います。 ただ、仮にそういう洪水等が起きた場合でも、次の業務等ができるような部分を確保するような考え方を設計の中で取り入れていく形になろうかなというふうに思います。そういう意味では、浸水という部分で5メートルとなれば、それについては避けられない部分ではあろうかなというふうには思っております。ただ、あくまで1,000分の1ですので、現実的には台風19号のような内水的なもの、あとは堤防の越水による氾濫等、そういう部分については十分対応できるような形は取っていくべきだろうなというふうに現時点では考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) ただいまのはそれに対応するような設計を考えていくということで、具体的に例えば何か考えがあればお聞きしたいんですけれども。現在考えている中で。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 具体的にといいますか、イメージ的な形で大変申し訳ありませんが、5メートルとなった場合には、1階部分が仮に浸水しても、必要なデータ的な保持とか、仮に庁内の部分が当然同じように浸水しますので、罹災証明発行等に手続がスムーズに移行できるように、2階部分については、電源がシャットしないような形に系統を分けるとか、そういういろんな部分は十分検討できるのかなというふうには考えております。 ただ、実際に設計の中でそういうふうなやり方が可能かどうかというのは、業者のほうとの詰めにはなってくると思いますが、フロアの部分の中で考えればそういうことも可能なのかなと。あとは、最悪、3階にそういう部分も造ったほうがいいんではないかなというような提案があれば、当然、検討の余地にはなろうと思いますが、今のイメージでは、仮に1階部分に水が入っても2階では何とか機能できるような形というのが現実的な考え方かなというふうには思っております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 分かりました。 これをもちまして、2番、菊地哲也の質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、2番、菊地哲也君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(割貝寿一君) お諮りします。 本日の会議はこれで延会したいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 本日はこれで延会することに決定しました。 本日はこれで延会します。 ご苦労さまでした。               延会 午後4時23分...